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<全体図>
京都市交通局の恣意的な市バス経路変更により、片側一車線の「蘆山寺通」は路線バスの過剰運行状態となり、特に市バスが団子状態を超えた串刺し状態で縦列走行しています。観光バスと違い、路線バスは各停留所で停車します。路線バスが何台も連続で走行することにより、乗客の乗り降りで道路が詰まってしまうのです。いわゆる交通渋滞が起きるのです。
この「蘆山寺通」は京都市バスの停留所だけで、西日本JRバスの停留所はありません。西日本JRバスは通過するだけです。しかし、立命館大学発の市バスに混じって路線バスが4台も5台も連続走行し、最初のバス停(桜木町)に路線バスが何台も停車すると、それを追い越したバイクやクルマが先の十字路付近で対向車と衝突する危険性があります。さらに西日本JRバスや立命館大学のシャトルバス、観光バスが増えると、金閣寺から仁和寺に通じる観光道路「きぬかけの路」はバスだらけとなります。金閣寺前の交通渋滞を解消するために路線バスをすべて「蘆山寺通」に集中運行させる事は交通事故の危険性を高めます。交通事故だけでなく、沿線住民の住環境破壊(騒音・振動・排気ガス)、そして道路の傷みが激しくなるのです。これは公害という社会問題です。※結果的に事故が起き、事故を防ぐために西日本JRバスなどは注意喚起音を鳴らすようになり、それがクラクションと同じでうるさく、騒音公害になったのです。
京都市交通局は「安全運行の確保」を掲げていますが、現実は市バスが黄色信号(黄色は止まれです)でも交差点に進入したり、渋滞中のアイドリングストップなども守られておらず、市バスが連続で何台も走行する事により、路線バスの過剰運行が特定の道路の交通事故発生率を高めているのです。京都市交通局はこんな事も予測判断できない役所(=公営企業)になっています。京都市交通局は特定の道路に路線数を増やすと、交通事故や住環境破壊が起きることを知らないのでしょうか。そうなる事を知っていても、権力者の言いなりになって沿線住民を犠牲にしているのです。日本特有の社会主義行政です。
路線バス会社がいくら運転手の社内研修をしても、安全運行の立派な資料をいくら作成しても、実際に運行している人間の質が悪ければ良い結果は出ません。あおり運転などクルマの運転は性格が表れます。性格は死ぬまで直りません。日本の政治と同じです。政治家や役人は「心が正しいところにない」のです。だから、日本が落ちぶれて行くのです。苦しめられるのは、家畜のようなおとなしい国民です。
京都市交通局 令和元年度 交通局運営方針実績
京都市交通局の資料の中に以下のように書かれています。形骸化しているだけなのではないでしょうか。いわゆる「その時だけ」の行き当たりばったりです。
<重点取組>
公営交通を支える担い手の安定的な確保
より質の高い市バス運転士の育成
・キャリア別研修の実施
・全運転士を対象とした安全運転訓練車による研修を実施
<事業戦略>
運輸安全マネジメントに基づく取組の推進
(市バス)
・事故の分析と活用及びヒヤリハット情報の収集
・安全意識向上ミーティングの実施
市バスの有責事故削減に向けた教育訓練の徹底
・安全運転訓練車や外部機関を活用した車内転倒や接触等の事故防止研修の実施
利便性快適性の向上
市バスの旅客流動調査の実施と路線ダイヤの在り方の検討
・旅客流動調査の実施に向けた調査内容の検討の実施
これだけ立派な事が書かれていても、実際に道路で起きている事は違います。これまで、このブログで書いてきたことは私が目で見て耳で聞いてた事実です。結果は何ひとつ改善されていないのです。
「言うは易く行うは難し」と諺にもあるぐらいです。京都市バスは観光客や大学の利便性をあまりにも追及し過ぎたばかりに、市バスの路線数や便数を増やし過ぎたのです。市バスの方向幕を視認性の悪いフルカラーのLED表示化など、税金の無駄遣いをしています。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。
下の写真を見てください。ツイッターで偶然発見しましたが、こんな無駄な事に税金を遣っているんです。信じられないです。京都市交通局は市民の血税で運営していることの認識が無さ過ぎます。公営企業だから税金は投入されていないというのは大嘘です。であれば、株式会社にして完全民営化(株式会社)すればよいのです。※この写真は古いようですが、今の新しい市バスは無駄なものがいろいろ付いています。バスの中が狭くなるばかりです。だから混雑するのです。