人生、あせらず楽しもう!

ご覧いただき、ありがとうございます。今の日本人には「感謝と謙虚」が必要です。日本という村社会で権力者によって支配されたテレビや新聞に惑わされないために、自分で情報を調べ蓄積し分析し洞察する事が大切です。何事も決して周りに押し流されず、焦らずに自分で真実を見抜かないといけません。

なぜ、京都市バスが金閣寺前を通らなくなったのか?4

連続ブログとして、シリーズ化して書いていますが、最終的な結論にはなかなか行きついていません。推測だけで確固たる情報(確証)がないからです。整理して見ると以下の通りです。

 

先日、ツイッターリツイートした京都市議会議員の菅谷氏の5月30日の書き込みに「産業交通水道委員会で審議される予定の陳情に関し、現地の様子を視察。現在、京都市北区金閣寺周辺のバス停は、今年の市バスのダイヤ改正により、60年間使用され続けてきた2カ所のバス停(北行きと南行きで合計4カ所)が休止となり、元に戻して欲しいと要望する声があるようです」と書かれていました。不思議な事は、60年間もあったバス停が突如無くなるというのは、おかしな話だと思います。市バスの経路変更がただの交通渋滞だけが本当の理由なのでしょうか?なぜ、そこまでして京都市交通局は市バスの経路変更をしたいのか?金閣寺は昔から海外からの観光客も多かったはずです。それを今になって無くすということは、何かもっと別の理由があるのではないかと思います。この件について、何度もブログで書いてきました。

 

産業交通水道委員会とは、京都市議会議員の集まりで京都市議会のひとつの委員会です。「行政に対する監視機能や政策提案・立案機能など、議会の権能を十二分に発揮することにより、市民の皆様の負託に応え、京都市の更なる発展はもとより、市民福祉の向上を実現していかなければなりません」と挨拶されています。その委員会で「木辻通」の周辺住民からの陳情として、市バス路線を元に戻す取り組みをされていたということです。

 

5月26日の京都新聞の記事に、赤坂町町内会長からも京都市交通局に要望書が提出されたと書かれています。京都市議会議員の菅谷氏がツィーター書き込んだ日に近いので、おそらく市会議員も同行されていると思います。市民からの陳情で市会議員が動いているのです。

 

一方、金閣寺前の「木辻通」の観光渋滞により定時運行ができないので、京都市交通局が「蘆山寺通」に市バスの経路変更を恣意的に行った結果、「蘆山寺通」は路線バスの過剰運行状態となり、二次災害である人身事故が連続して起きています。「蘆山寺通」の住民は、誰も陳情していません。京都新聞にも書かれていませんし、京都市議会のサイトにも陳情はありません。おとなしく辛抱しているのです。

 

ここで、肝心なのが金閣寺の動向です。今年6月の京都新聞に「金閣寺の敷地内で違法な開発行為。北山大塔の推定地、京都市埋文研の研究員が是正求める」という記事がありました。金閣寺文化財保護法に違反して、北山大塔(七重の塔)の基壇である可能性が指摘されていた盛り土の一部を勝手に削っていたということです。これ以外にも無許可で石垣や園路、広場を整備したということです。これに対して、京都市文化庁が黙認、放置しているということです。京都市文化庁金閣寺を常に監視しているとは思えません。この記事のように誰かが密告しないと事実は表沙汰にされません。

 

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重要な事は、京都市バスの経路変更と金閣寺の北山大塔(再建計画?)に関連性があるのかどうかということです。もし、京都新聞に書かれた文化財保護法違反が発覚しなければ、金閣寺は七重の塔を建てるために基礎工事を始めていたかもしれません。その際に路線バス、つまり京都市バスの通行が邪魔になるため、事前に金閣寺京都市交通局京都市を通じて要望していたのかもしれません。その部分の確証は何もありませんが、疑惑は残ります。ただ、新聞記事となってしまっている以上は、計画があれば中止または延期になっていると思います。

 

※追記していますが、下記のブログ記事をご覧ください。驚きます。

なぜ、京都市バスが金閣寺前を通らなくなったのか?2 - 人生、あせらず楽しもう!

 

京都市交通局が来春の年度替わりにどのような行動をとるかで、ある程度判断できます。経路変更した本当の理由がどちらなのかということです。交通渋滞なのか、金閣寺に言われたからかということです。仮に金閣寺からの要望であっても、その理由を正直には言いません。

 

市バスの経路変更を元に戻した場合は、周辺住民や市議会議員の要望を受け入れたということです。しかし、現状のまま経路変更を見直さないということであれば、交通渋滞が理由なのか、それとも金閣寺の要望を受け入れたのかということです。もし、その後に七重の塔の工事(金閣寺の屋根工事:9月~12月)が始まれば、間違いなく京都市交通局金閣寺の要望を受け入れていたということになります。つまり、京都市交通局の市バス経路変更の理由が交通渋滞であるというのが最初からウソだったという事です。