人生、あせらず楽しもう!

ご覧いただき、ありがとうございます。今の日本人には「感謝と謙虚」が必要です。日本という村社会で権力者によって支配されたテレビや新聞に惑わされないために、自分で情報を調べ蓄積し分析し洞察する事が大切です。何事も決して周りに押し流されず、焦らずに自分で真実を見抜かないといけません。

なぜ、京都市バスが金閣寺前を通らなくなったのか?5

京都市バスの経路変更の原因として考えられる最大の疑惑は、金閣寺で大規模な工事が開始されるかどうかです。金閣寺の敷地内に高い塔を建てるのではないかと推測しています。それにまつわるいくつかの新聞記事が以下にあります。

 

金閣寺の「北山 七重大塔」の違法な開発行為で、7月30日の京都新聞の記事は「金閣寺は従来から文化庁京都府京都市と協議して進めており問題は無い」とあり、一方の公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所は「個人の行い(研究員の金閣寺への是正申入れ)であり、把握していない」と書かれています。この研究所の研究員の方は、「6月に金閣寺への是正を文化庁に申し出された」とも記事に書かれていました。

 

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公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所のサイトに研究所紹介のページがあります。その中に研究紀要「京都市埋蔵文化財研究所研究紀要一覧表」で東洋一研究員の「北山七重大塔の所在地について(上)(下)」を読むと詳しいことがわかります。 

公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所 https://www.kyoto-arc.or.jp/index.html

 

宮崎日日新聞の9月2日の記事では「文化庁京都府教育委員会などに事実確認のための発掘調査をするよう指導していた」と書かれていました。しかし、文化庁のサイトにも、京都府教育委員会文化財保護課のサイトにも、この件については一切公表されていません。結局、影でコソコソと金閣寺ではなく、京都府教育委員会が発掘調査をしていることになります。おなじみの京都市長を歴代輩出させている京都府教育委員会(役所)です。

  

京都市バスの経路変更と金閣寺の「北山 七重大塔」は関係はあるかもしれません。路線バスの運行が工事の邪魔になるため事前に市バスの経路変更を金閣寺京都市に言ったのかもしれません。

 

その塔の位置は、金閣寺の敷地内の大駐車場の横、豆政のアイスクリーム屋があるところです。そもそも、なぜ豆政がこんな金閣寺の敷地内に直営店を出店しているのかも疑問です。金閣寺は他の神社仏閣と違い、敷地内に土産物屋などがあり商売気が露骨に出ています。とても寺とは思えない拝金主義です。

 

大塔があったとされる場所は「木辻通」から「西大路通」に向かう横断歩道がある鋭角道路が一番近い所です。つまり、金閣寺の正面入口のすぐ右手です。ここは市バスの運転手が細心の注意が必要で難儀な場所です。こんな所に金閣寺が七重の塔(高さ110m)かそれに近い高い建物(多宝塔)を本当に作るとなると、おそらく路線バスだけでなく一般乗用車にも影響が出ると思います。金閣寺入口周辺には、いつも警備員がいます。

 

世界遺産の寺とは言え、あまりにも高い建物を建てると北山の景観を壊してしまいます。現在は、歴史的風土特別保存地区には景観条例などで高い建物は建てられないと思います。せいぜい金閣寺と同じぐらいの高さの建物が限界だと思います。しかし、立命館大学は歴史的風土特別保存地区である衣笠山周辺の自然を破壊して、建物を好きなように建てています。京都市立命館には何かがあります。

 

京都市埋蔵文化財研究所の東研究員の調査結果から「北山 七重大塔」の全体像を突き止めるまでには、まだまだ時間がかかると思います。この塔の記事が初めて紹介されたのは、2016年7月です。既に4年が経過しています。金閣寺もコロナ禍で拝観料が大幅に減少している中で、30階建てのビルの高さの大塔を建てる余力があるのかどうか不明です。そんな高い塔を建てるより、他にいくらでもする事があるはずです。本来、宗教とは人を救うためにあるのです。お金儲けをするためではありません

 

※追記していますが、下記のブログ記事をご覧ください。驚きます。

なぜ、京都市バスが金閣寺前を通らなくなったのか?2 - 人生、あせらず楽しもう!

 

日本の宗教は、特に僧侶と葬儀屋や墓石屋、祈祷師、占い師などが手を組んで、宗教ビジネスで儲けた話がたくさんあります。そこに裏社会の組織まで入り込んでいるというのも事実です。儲け話には裏社会の組織がほとんど絡んできます。京都市内にも、敷地内に老人専用のマンションが建ている寺やベンツなどの高級車を所有する寺もあります。結局、お金儲けのためです。おそろしいです。なぜ、京都に寺が多いのか?それは今も昔も人を騙してカネ儲けするためです。

 

現在、金閣寺は屋根の修理に年内はかかるようですが、金閣寺周辺の歩道だけは石畳に仕様変更されていました。「木辻通」は、長年の観光バスや路線バスなどの通行により路面がボロボロに擦り減っていますが、相変わらず何も道路補修されていません。おそらく、仁和寺から金閣寺への「きぬかけの路」の歩道を石畳にする気なのでしょう。 このような京都市の偏った行政(肝心な事より見かけ優先)を見ていると本当に市民のために仕事をしているのかと思います。世界遺産の寺や神社ばかりを優先させる観光事業に力をいれているようにしか思えないのです。京都市長京都府教育委員会出身者が連続し、立命館大学などの教育機関に配慮するような事ばかり優先し過ぎて、肝心の市民の事については二の次、三の次です。※なぜ「きぬかけの路」を京都市は歩道にしたのか?後でわかります。

 

仁和寺前のホテル計画にしても、あんなところにホテルを建てれば、それこそ京都市の景観条例もあったものではありません。歴史的風土特別保存地区の環境破壊そのものです。京都市にとって、歴史的風土特別地区というのは言葉だけなのでしょう。路線バスの問題にしろ、観光を優先すると市民が犠牲になります。京都市のしていることは、おかしな事だらけです。宗教と拝金(金儲け)には、昔から来ても切れない関係があります。仁和寺は宿坊の料理長への長時間労働で残業代未払い問題がありました。金閣寺と同じで拝金主義です。見てくれだけで、とても宗教団体とは思えません。営利団体です。モミジや桜を植えている神社仏閣は、観光客を呼び寄せるために植林しているのです。決して人助けではありません。カネ儲けのためです。