この事実は、京都市交通局の恣意的な市バスの経路変更に対する分析を昨年5月頃から始めて、調べて行く内にわかったことです。路線バスが山盛り走る「蘆山寺通」に京都市バスの急行102号系統が走っているのを見たのです。そして、この号系統がどこから来ているのか気になり「馬代通」を歩いていると、なんと急行102号系統が走っていたのです。そこで、京都市交通局の公開資料を調べていると、下記の路線図を見つけました。何か変だなと思い、運行経路を見ると、当初公表されているルートと実際に運行しているルートが違うのです。公表されているルートでは北野白梅町から「西大路通」を北上するのに、実際は「馬代通」を北上して「蘆山寺通」を通り、そして「西大路通」を北上しています。わざわざ遠回りしているのです。
※赤線:実際の運行ルート
市バス「急行系統」経路図(三枚目の別紙)
https://www.city.kyoto.lg.jp/gyozai/cmsfiles/contents/0000259/259833/12koutuu.pdf
さらに分析して行くと、洛星高校のアクセスサイトに交通機関略図があり、そこに京都市バスの急行102号系統の停留所(記号D)があります。これは洛星高校からの要望で経路を変更をしたのでしょうか。等持院に行くには遠すぎます。さもなくば、京都市交通局がまた恣意的に都合よく、立命館大学への路線数を増やすために経路変更したのでしょうか。以前から不思議に思っていましたが、いつまにか洛星高校の西側にバス停(等持院東町)が置かれていたのです。しかも、狭い道路を挟んで真向いにふたつです。万一、市バスが両方に停車すれば、狭い道路なので道路を完全に塞ぎます。この「馬代通」には、立命館大学が運営する3つの孔子学院(表向きは国際平和ミュージアム、米国では中国公館として認定)の内のひとつがあります。
役所は市民に気付かれないように本当に影でコソコソします。この経路変更は、京都市交通局のお知らせなどには一切公表されていませんでした。金閣寺前の「木辻通」を市バスが一切通らないようにした経路変更に乗じて、急行102号系統のルートも都合よく変更をしたのです。恐ろしい事をします。京都市交通局と立命館大学の間には、何かあります。さらに金閣寺とのシガラミもです。※後々のブログで書いていますが、調べるとよくわかってきました。
令和元年の京都市交通事業白書には、「嵐電/北野白梅町駅のリニューアルにより整備された駅隣接の停留所に急行102号系統の乗入れを行うとともに,京阪/叡電出町柳駅周辺の運行ルートも変更しました。」とあります。改修工事の計画段階からバス停を作るように京都市交通局から京福電鉄に要望していたのではないかと思います。なぜなら、あの狭い京福電鉄 北野白梅町駅にあった電車ホームの二両分のスペースを一両にして、市バスのバス停を作ったのです。単にバス停を置いたのではありません。直線の線路があった電車一両分を削って市バスが一台停車できるように工事したのです。すぐ横方向(西大路通)には、昔からの北野白梅町の市バス停があります。ほんと目と鼻の先です。京都市交通局と京福電鉄は、何か提携関係があるのでしょうか。現在、京福電鉄は京阪グループになっています。不思議です。本来の急行102号系統のルートなら、あの新しいバス停は不必要なのです。※後からわかりましたが、急行102号系統は京都バスに委託運行され、運転手は民間、バス車両は市バスのようです。その京都バスは京阪グループになっています。つまり、つながりがあるわけです。
※以前はホームが二つあり、直線の線路側を無くして、市バスの停留所にしたのです。
実は、これは洛星高校への交通アクセスというよりも、立命館大学への路線数を増やすために北行きの急行102号系統を「馬代通」にわざわざ通行するために当初から計画されていたのです。急行102号系統は、観光のためではなく、大学のための急行系統だったのです。もっと言えば、立命館大学の教職員のための急行バスなのです。現場に行くとわかりますが、洛星高校と立命館大学は北野白梅町から歩いて行ける距離にあります。
https://www.rakusei.ac.jp/access
京都市交通事業白書(令和元年)
https://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000073257.html
市バスの「急行系統」は資料にも書かれているように、元々の主旨は観光に便利な急行系統として開発されたルートです。それが洛星高校や立命館大学に便利なルート(市バスの等持院東町は立命館大学の南門にも近い)に変更されているのです。しかし、その実態は、洛星高校の生徒は誰も市バスを利用していません。従来通り、JR円町駅まで徒歩か自転車で大勢が通学しています。市外から通う生徒が多いのです。
このブログで何度も取り上げていますが、京都市の都市計画局の市バス利用向上政策のひとつである地域や大学等と連携したモビリティ・マネジメントに起因しているのだと思います。そう言えば、今の京都府長の西脇氏は洛星高校出身の東大法学部卒の元官僚、門川市長は立命館大法学部二部卒です。なにか忖度しているのでしょうか。そんな事よりも、京都市にとって立命館大学の交通アクセス網の改善、つまり立命館大学行きの市バスを増やすことが最終目的なのです。廃止されていた市バス52号系統が復活したのがよい例です。あれは西陣地区のためではなく、立命館大学の朱雀学舎と衣笠キャンパスを結ぶための路線バスです。
立命館大学の周辺地図を見るとよくわかります。大学の各門から放射状に市バスのバス停を徐々に増やして移動配置し、京福電鉄の等持院駅の駅名も立命館大学衣笠キャンパス前駅に変更しています。京福電鉄に市バスのバス停を作るように要望したのは、実は京都市交通局というよりも、立命館大学かもしれません。恐ろしいほど権力を使います。日本全国に立命館を広げようとする営業戦略が見えます。その背後には、中国共産党がいるのでしょう。
「スローライフ京都」大作戦(プロジェクト)により「歩くまち・京都」を実現 地域や大学等と連携しモビリティマネジメントに取り組みます!(平成22年10月18日)
https://www.city.kyoto.lg.jp/tokei/page/0000089929.html
日本の役所という所は、市民を無視して、一方的に勝手な判断で都合よく権力が行使できます。本当に日本は民主主義国家なのでしょうか。実は資本主義の仮面をかぶった社会主義国家です。自由がなく統制された社会です。日本人は資本主義が民主主義であると勘違いしている国民です。共産主義国家でも資本主義の国は隣にあります。中国やロシアです。日本を見ていると、市民が抑え込まれている感覚が非常にあります。同じ日本人同士が、なぜ職によって身分を作り、その職権で庶民にウソをつきバカにするのか、変です。そして、大学は自分達のために政治的な圧力を使い、その権力を利用して一部の市民が犠牲になることをいとわないという考え方が京都市行政にも浸透していることがおそろしいです。ちなみに京都市議会の議席数は自民党の次が日本共産党で占められています。他府県に比べると日本共産党の議席が異常に多いのです。なぜ、そうなるのか?実は共産系の大学が関わているのです。
京都市交通局が市バスの定時運行のために「木辻通」から「蘆山寺通」への恣意的な経路変更に伴う路線バスの過剰運行の根本的原因は「立命館大学 衣笠キャンパスへの交通アクセス改善プロジェクト」なのです。その結果、「蘆山寺通」は傷み、路線バスの凄まじい騒音や振動、排気ガスだらけになったのです。役所も大学も知らん顔です。自分達さえ便利になれば、一部の市民が騒音や排気ガスで苦しもうが関係ないのです。本当に血も涙もない情けない国になってしまたものです。まるで中国共産党です。国民の犠牲をいとわないのです。
いつから京都市は日本ではなくなったのでしょうか。なぜ、京都市交通局(京都市)が立命館大学の言われるがままに言う事を聞くのか不思議です。学生や教職員がたくさん市バスに乗ってくれるからでしょうか。でも、赤字運行です。何かあります。知らないのは、ご覧の方と当方だけかもしれません。役人や市議会議員は、その恣意的かつ偏向的な理由を知っています。しかし、それを公言しません。なぜなら、自分の首が飛ぶからです。日本の政治家も役人も、そんなものです。身分(貴族)を得るために政治家となり、政治家になれば保身と蓄財一筋です。役人も同じです。役人になれば身分職となり市民の事より出世とカネ、そして退官後の就職先(天下り)しか興味がなくなるのです。市民の事は後回し、権力者のイイナリです。ひとは利益と権力に弱いものです。権力者に寄り添えば、ひとは能力が無くても楽して生きられるわけです。しかし権力者がいなくなれば、何もできません。京都市が最たる例です。