人生、あせらず楽しもう!

ご覧いただき、ありがとうございます。今の日本人には「感謝と謙虚」が必要です。日本という村社会で権力者によって支配されたテレビや新聞に惑わされないために、自分で情報を調べ蓄積し分析し洞察する事が大切です。何事も決して周りに押し流されず、焦らずに自分で真実を見抜かないといけません。

京都市バス問題の解決方法、

市民と観光客、大学生の路線バスへのニーズを分析すればわかります。観光客は観光スポットで乗り降りします。大学生は大学でしか乗り降りしません。つまり、観光特急バスではなく、観光急行バス、大学特急バス、そして従来の各駅停車の路線バスと三種類に分類します。そして運転手不足を補うために各駅停車の路線バスを減便し、急行バスを増やし、特急バスは授業時間に合わせる時刻表で間の時間帯はバスを走らせないようにします。肝心な事は、この三種類の路線バスのルートを重複させない事です。つまり同じバス停にしないのです。そうすれば棲み分けができます。ルートを重複させると蘆山寺通のように特定の道路に路線バスが集中し過剰運行となり大渋滞と事故が発生するのです。もちろん、同じバス停にすると住民は観光客に圧倒されて市バスに乗れません。こんな事を京都市交通局は察しているかどうかはわかりません。

公営企業の役所には命題しかありません。運賃売上を増やす事、それ以外はありません。路線バスによる道路や住民の被害状況などには関心がありません。日本の役人とは、そういうものです。これまでの京都市交通局の対応を見ればわかります。住環境問題や騒音排気ガスについての取組みは一切ありません。低公害バスというのは電気バスではないので意味がありません。アクセルを踏み込めば排気ガスが出ます。現在の京都市バスでは、どの路線の本数も往路復路合わせて平均一日200本は走っているため、毎年運転手を増やしていかないと運行できなくなります。京都市交通局は「結果が出る選択と集中」ができていないのです。赤字路線の各駅停車の路線バスを相変わらず増便したり、大学行きの路線バスを増やし過ぎたりしているわけです。結果がでない選択と集中をしているのです。

 

松井市長は政治家が嫌いな元官僚の市長であるため、政治家本来のやり方には期待できません。日本の官僚は恣意的な行政の仕組み作りが得意なようです。あの満州国建設もそうでした。なぜ、そんな人物が京都市長に立候補したのか?それは、おそらく前市長の流れを継承できる人物だからでしょう。中央主権国家はカネを国民から徴収し地方に分配する仕組みで成り立っています。カネに困った日本の自治体は米国の州のように自分達で何とかするのではなく、御上(政府)にお願いしに行きます。前京都市長がカネ(予算)に困ると、よく東京に行ってました。それで財政破綻を免れていたのです。新市長は中央政府での経歴が長いため顔が利きます。それを自民党立憲民主党の政治家や地方公務員は期待しているのです。それこそ日本の社会主義の正体は、利権と既得権益です。その最たるものが天下りです。

 

京都市交通局は水道局と同じように公営企業の役所です、京都市内の市バス運行をダウンサイジングしないのは、市民からのクレーム(不便)を気にしているわけです。通勤通学で使っていた路線が無くなってしまうと市民は文句を言い始めます。さらに京都市は大量の観光客と複数の大学が存在しているわけです。日本の大学は欧米の大学と違い全寮制ではありません。学生の半分近くは市内や大阪滋賀などの自宅から通学しています。その結果、地下鉄網が発達していない京都市内では市バス以外の移動手段がないのです。さらに世界中からの観光客が日本に増え続けている中で京都への関心度も増し、狭い市バスのキャパシティ(能力)を超えてしまい、本来の市民が利用する路線バスが観光客で満員状態になっています。バス停は外人だらけです。これに対して京都市は観光特急や急行バスを新設し対応していますが、まったく歯が立ちません。それは当然の事です。一台の路線バスで運べる人数は一本の地下鉄に比べれば五分の一以下です。欧米の路線バスより小さい日本の狭い路線バスでは輸送力が弱く対応しきれません。それこそバス車両(本数)を増やすだけでは、終いには運転手も足りなくなります。もちろん、コストもかかります。現状の安い運賃では儲かるはずがありません。運転手の待遇(給料)も改善されないわけです。まさしく負のスパイラルです。

 

前回のブログで書いていた通り、イギリスのロンドンで二階建て路線バスを走らせている理由はここにあるのです。一人の運転手で運べる輸送力を増やす事です。日本の現状のままでは、運転手不足も混雑解消も解決できません。むしろ、事故と渋滞、騒音、排気ガスなどマイナス面が増えるばかりです。新聞やテレビでこの路線バス公害の事を一切報道しません。報道すれば政府から叩かれ、市民からも叩かれるからです。村社会の掟です。しかし、これこそが真実であり、ジャーナリズムです。そこに解決すためのヒントが隠れているのです。世界の観光都市では、路線バスはあくまでも地下鉄の補完移動手段です。

 

路線バスだらけの突き抜けない京都市のままでいるのか、それとも地下鉄環状線をつくって京都市も脱炭素の街にするのか、それは京都市長の決断にかかっているのです。今までの役人出身の京都市長が地下鉄環状線に着手しなかったツケが今回ってきているのです。西大路金閣寺の市バス停に群がっている外国人観光客を見る度に痛感します。何度も言いますが、平屋の路線バスの観光特急バスでは歯が立ちません。急行バスも同じ、地下鉄の路線を増やさないと無理なのです。時すでに遅しです。京都市はカネがありません。借金だけです。しかも外国人観光客が利用する市バスの売上には、何十億円もの血税が投入されています。税金で赤字を補填しているとますます借金が増えるだけです。京都市の事実上の財政破綻は目の前です。