人生、あせらず楽しもう!

御覧いただきまして、ありがとうございます。今の日本人には「感謝と謙虚」が必要です。権力によってメディアコントロールされたテレビや新聞に惑わされないために自分で調べて分析する事が大切です。何事も決して周囲に押し流されてはいけません。真実は自分で見つけ出すものです。

よく考えて見ると、西大路通を走る京都市バスの八割は「蘆山寺通」を通過しています。西日本JRバスもしかりです。

京都市バスの「わら天神」バス停を通過する路線バスのほとんどが、「蘆山寺通」を通過しています。京都市交通局の恣意的な市バスの経路変更前は、金閣寺前の「木辻通」にも、もちろん市バス(12、59、急行102)が長年通行していました。それが観光客が増えて危ないという理由(正式には混雑解消)で「蘆山寺通」に変更して通行しています。

西大路通北野白梅町から北大路通まで通行する市バスは、以下の通り17種類あります。その内「蘆山寺通」を通過するのが、13種類(赤色)つまり八割近くも「蘆山寺通」を通行しているのです。ちなみに、西大路通りは片側二車線の大通りです。一方「蘆山寺通」は片側一車線の住宅街の狭い道路です。道路の使用環境が違います。

京都市バス

15505255・204・205・急行101・急行102・急行111・1259M1快速205快速202号立命館ダイレクト号

西日本JRバス

高雄京北線立命館ライナー

 

これを見て変だと思われない方もおられると思いますが、実際に「蘆山寺通」を一度ご覧になるとよくわかります。特に朝昼と夕方、夜です。異常に立命館大学シャトルバスや路線バス、特に京都市バスが走っています。路線バスがたくさん走る道路は必ず数年で舗装が傷みます。何度もブログで書いていますが、その結果、大型車両の通過による家屋への振動や騒音が発生します。これは人間の生活環境を変えてしまいます。

 

当事者である路線バス運営側は全く関心ありません。その証拠に京都市交通局の資料にも、西日本JRバスのサイトにも沿線住民への配慮のかけらも書かれていません。ステイクホルダー(利害関係者)の利便性と旅客収入の向上のことだけです。結局、道路の傷みにたまりかねて沿線住民が市に通報するのです。つまり、土木事務所による舗装です。このような事が起きること自体、民主主義社会ならば、おかしいと思います。加害者には何の罰も受けず、被害者が尻拭いをするのです。

 

本来、路線バス運営側は普段迷惑をかけている沿線住民に苦情などを定期的に聞き取り改善することが、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)だと思います。それが、まったくありません。日本の企業、もちろん公営企業も含めて、国際基準に準拠しているようなことを歌っている割りには実際は何もしていません。京都市交通局にしろ、西日本JRバスにしろ、安全運行や地球環境などとホームページには立派な事が書かれていますが、実際していることは違います。これは、その企業のガバナンス(governance:内部統制)、さらにコンプライアンスcompliance法令遵守にもつながっていきます。基本ができていないのに、応用ができるわけがありません。

 

社会的責任を果たせない企業が、約束事や法律を守れるわけがありません。あの関西電力日本郵便(かんぽ生命)など大手企業でさえも、社会的責任も果たせない安っぽい組織になっているわけです。なぜ、こうなるのか。それは日本社会の問題です。すべてが「ぬるい」、言い換えると曖昧な社会だからです。日本政府にしろ、役人にしろ、政治家にしろ、もちろん大企業でさえもです。

  

権力を持つものが、一方的に権力を行使することは独裁です。共産主義です。路線バス会社が権力を握っているわけではなく、誰かが路線バス会社に権力を行使しているのでしょう。それが政治家(族議員)なのか役人なのか、それともステイクホルダー(利害関係者)の立命館大学なのかどうかはわかりません。路線バス会社に「学生が一杯乗りますよ」と甘い言葉をかけて路線バスの本数を増やし、交通アクセスを良くしようと企んでいるのです。沿線住民の事など一切無視です。これが権力者です。