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先日、指摘していた場所でやはり事故が発生しました。京都市バスが5台も連続で運行していたバス停付近です。もちろん、遠因は京都市バスの過剰運行です。京都市交通局が何も対策を講じないからです。横断歩道とバス停の位置だけで危険なバス停になるとは限りません。路線バスが一度に複数台連続して通行したり停車したりすることも死角となり、それが原因で事故が発生します。
この蘆山寺通のバス停付近は、金閣寺に向かう道路である「木辻通」の分岐点です。ここが市バスの停車により詰まってしまうと交通渋滞がこの付近一帯に広がります。その長さは、立命館大学から「西大路通」まで渋滞することもあります。大通りの「わら天神交差点」から西行が詰まってしまうこともしばしばあります。
読売新聞の記事にもありますが、国土交通省の近畿運輸局 京都運輸支局は、京都市内の路線バスのバス停をすべて調べているのでしょうか?京都市交通局や路線バス会社任せにしているのではないのでしょうか。「蘆山寺通」にある京都市バスのバス停(桜木町)二箇所は非常に危険度が高いはずです。今年、市バスの過剰運行で二度も連続で交通事故が起きました。そして三回目が起きたのです。京都府警は把握しているのでしょうか。一年間にこんなに頻繁に起きるた事は珍しいです。
これも京都市バスの恣意的な経路変更の結果です。西日本JRバスも含め、路線バスが「蘆山寺通」を一日に1000回近く通ります。さらに立命館大学のシャトルバスや観光バスも通ります。住宅街の中をこんなに多くの路線バスが通行する片道一車線の狭い道路は京都市内に他にないと思います。役所は全く気にしていません。主要産業が観光と大学の街なので市民が犠牲になろうが何とも思っていません。市民をバカにしているのです。
京都市の観光政策による行き過ぎた行政サービスの結果、コロナ禍で京都市内の休日や夜間の道路は、乗用車より京都市バスの方がたくさん走っているくらいです。昔、京都市内の道路に市電が走っていた頃、ドライバーは市電が運転の邪魔でウンザリしていました。現在は路線バスの過剰運行で市バスが邪魔なのです。そのために、市バスを追い越そうとするクルマやバイクなどが増え、事故が発生するのです。非常に危険な状態です。過ぎたるは猶及ばざるが如しです。
京都市の税金の無駄使い癖が財政危機につながる事をまったく考えない市政の結果が京都新聞の記事です。京都市交通局は決して独立採算ではありません。公営企業です。毎年、莫大な税金が投入されています。市民にはバレないように市バスや地下鉄の「売上」に補助金や助成金が補填されていることは公開資料には説明されていません。京都市バスや地下鉄の赤字(人件費と経費)をうめるために発行される地方債は京都市の借金です。首長が元官僚や役人上がりの京都では何も改革はできません。旧態依然です。政府に負んぶに抱っこです。お金に困れば、お上(政府)にお願いすることしか術をしらないからです。
京都市議会議員も市民の陳情だけに応えているようでは、学級員レベルです。自分の選挙区の危険なバス停を権力によって移動したことぐらいで満足しているようでは、歳費(高額な議員の給料)の無駄です。そのような事は本当の民主主義国家であれば、市民の力でできます。市議会議員の仕事は、役人任せの行政を監視し正しい方向に修正する事です。本来、政治家と役人は敵同士でないといけません。それを「仲良しごっこ」をしているようでは市政は終わりです。役人のやりたい放題は社会主義です。結果的に京都市議会議員の怠慢が京都市を凋落させているのです。
国会中継を見てください。相変わらず日本の大臣や首相の答弁は官僚が作成した資料を意味もわからず読んでいるだけです。市議会も同じです。政治家の怠慢です。これでは国や市が発展などする訳がありません。麻生大臣がはっきりとテレビで言っていました。「テレビは国民を言い聞かせるためにある」と恐ろしいです。黒でも白になるということです。嘘をテレビで流して国民を騙すのです。
テレビ以外にもあります。その典型的な例が歴史です。歴史小説家などの著作家によって、過去の人物が何とでも美談(嘘)で本を売るために塗りかられるのです。司馬遼太郎の坂本龍馬などです。真実を見抜く目を養うことが重要です。鎌倉時代、元寇で九州に攻めてきたのはモンゴル人ではなく、モンゴル帝国の属国となった中国人と朝鮮人です。学校の教師まで騙されて嘘を教えます。
自分達を特別視扱いする日本の公務員を放置すると好き勝手します。影でコソコソと自分達のお金でない公金(血税)を使いたい放題します。今現在も発覚していないだけで全国のどこかで、役人が公金を横領しているのです。金額が大きくなるとニュースになります。
誰かが監視しないと無政府状態の市民と同じです。役人や官僚の好き勝手(税金の無駄遣い)を食い止める事が政治家の仕事です。そして、政治家や役人の官民癒着(贈収賄)などを取締るのが警察や検察です。これらが全く機能していないのが今の日本です。庶民が知らないところで、司法機関までが権力によって動いているのです。つまり、大臣(政治家)は人事権を盾に役人の出世を餌にして役人を言いきかせているのです。日本の三権分立は絵に描いた餅です。
国家公務員 倫理規程論点整理・事例集(令和2年新装版)※地方公務員にも該当します
https://www.jinji.go.jp/rinri/04zentaiban_r2.pdf
日本の政治家は選挙に当選すると、まるで難関有名大学の試験に合格したかのように喜び、その後大学生になってからは全く勉強せずに遊んでばかりいる日本の大学生と同じように見えます。もちろん官僚などの公務員も同じです。権力や身分を得ると、保身と蓄財ばかりに執着する日本の伝統的な派閥政治による官僚支配の社会主義体制には国民はウンザリです。江戸末期の徳川幕府です。サムライが役人化して偉そぶるだけで政治能力がなくなったのです。そして政権を朝廷に還すのです。
日本の政治家や公務員は、あまりにも大人しくて従順で反抗しない日本国民を見下し過ぎです。バカにし過ぎています。東大卒の八割は、国家公務員一種試験に合格し官僚になる国です。官僚になるために小さい頃から一生懸命に勉強(暗記)する日本人、本来、公務員も政治家も国民の手本となるべき職業です。それが公務員になった途端、国民を見下し、好き勝手できる身分職になっています。バスの運転手まで公務員、おかしな国です。破綻したギリシャと同じです。全労働人口の四割が公務員です。日本は東大卒の八割が公務員の国です。日本人は、なんのために勉強するのでしょうか?社会主義国家での保身と蓄財のためです。それでは国は衰退するばかりです。