皆さん、この京都市バスの立命館大学発の時刻表を見てください。
http://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/busdia/hyperdia/menu218.htm ※往路復路あり
この時刻表の51号系統と臨時号系統以外のすべての号系統が「蘆山寺通」で運行されています。これ以外にも「蘆山寺通」を通過するだけの102号系統や西日本JRバスの路線バス、立命館大学のシャトルバスもあります。こんなに多くの市バスが通る片側一車線の狭い道路が他に京都市内にあるのでしょうか?
なんと朝7時台8時台は一時間に20本以上の号系統が「蘆山寺通」を通行しているのです。もちろん復路である立命館大学行きの号系統や回送車を含めると、この二倍の40本近くが「蘆山寺通」でスレ違って通過しているわけです。朝6時台には回送車が何台も立命館大学の駐車場(衣笠操車場)に行くので、うるさくて寝てられません。夜中も朝同様です。こんな事を京都市交通局は平気でします。おそろしいです。
立命館大学の授業が終わる時間帯、大学は90分授業なので、その間隔毎に市バスが団子状態で通過して行きます。朝八時台と夜九時半頃は、その騒音はものすごいです。団子状態とは、バスが数台連続して縦列走行することです。前のバスやクルマを煽るくらいに詰めて運転しています。これは危険度が高い運転ではないのでしょうか。
もちろん、京都市バス以外にも西日本JRバス、立命館大学のキャンパス間を結ぶシャトルバス(ヤサカ観光バス)も「蘆山寺通」を通行します。西日本JRバスは京都市バスを煽るくらいに詰めて運転しています。
京都市交通局に対して「蘆山寺通」で市バスを運行させるなと言っているのではありません。その通行量が問題なのです。他にも「馬代通」や「小松原通」などに市バスが走っていますが、その量はほんの少しです。あまりにも「蘆山寺通」に路線が集中し過ぎているのです。沿線住民は堪ったものではありません。
京都市交通局は、立命館大学の要望通りに市バスがJRや地下鉄、さらに京阪電車、近鉄、阪急電車の駅で乗換えしやすいように色々な路線を増やしてきました。その結果、これだけ多くの市バス路線が「蘆山寺通」に集中して増えたのです。市バスの定時運行確保と混雑解消を理由に数年前から金閣寺前の「木辻通」を通行していた号系統がすべて「廬山寺通」を通行するように変更され、さらに京都市交通局は立命館大学行きの号系統や便数を増やしているのです。おそろしい事をします。まるで伊丹空港などの騒音問題と変わらない状態です。
京都市バスの恣意的な経路変更の結果、「蘆山寺通」の沿線周辺には、騒音・振動・排気ガスの公害がもたらされました。それに対して、立命館大学と京都市交通局は何の説明も配慮も対策も講じません。沿線住民の事を顧みず、我が物顔で自分達の好きなように運行しているのです。これが民主主義社会と言えるのでしょうか?市府議会議員の中には、選挙の時に組織票欲しさに立命館大学や京都市交通局の肩を持つ人間がいますが、それでも政治家なのでしょうか。それが民主主義政治なのでしょうか。国民、市民の生命と財産を守るのが政治家の仕事です。大企業や権力者に味方して、住民を苦しめるような事を平気でする政治家は議員ではありません。それは政治屋(職業政治家、世襲議員)です。日本には、政治家タレント(才能)ではなく、政治家アイドル(人形)しかいません。中身が空っぽなのです。
なりふり構わず一方的に周辺住民を犠牲にしてでも、自分達の目的を遂行しようとする市政、まるで悪徳企業です。京都市は市民を犠牲にしてでも、税金を投入して観光政策や大学の交通アクセスを優先するのです。歯止めがかからない状態です。 だから、罰が当たり財政破綻寸前なのです。京都市に人間が住みたがらないような街にしているのは、実は悪徳市議会議員達です。そして、それに同調する役人達です。これが京都市政の実態です。