人生、あせらず楽しもう!

御覧いただきまして、ありがとうございます。今の日本人には「感謝と謙虚」が必要です。権力によってメディアコントロールされたテレビや新聞に惑わされないために自分で調べて分析する事が大切です。何事も決して周囲に押し流されてはいけません。真実は自分で見つけ出すものです。

なぜ、京都市バスが金閣寺前を通らなくなったのか?1

金閣寺前の道路は、観光バスや観光目的の乗用車が非常に多いために渋滞が常態化しています。その結果、市バスが時刻表通りの運行ができないので、金閣寺前の「木辻通」を通らずに「蘆山寺通」を通行するようになったのです。つまり、定時運行を理由に沿線住民への説明も了承もなく、恣意的な経路変更を京都市交通局は行ったのです。

 

電車にしろ、バスにしろ、時刻表(予定時間)通りに運行できないことが一番の問題(運転手のストレス)になるのです。その結果、運転手は超過速度での運行をしてしまうのです。それが大事故につながるのです。長距離トラックも同じです。

 

仁和寺龍安寺金閣寺の「きぬかけの路」は昭和30年代後半に観光道路として作られた道路です。「蘆山寺通」も衣笠山へ向かう手前で「馬代通」につながっていた道路でした。衣笠山から西行きの道路は無かったのです。今では「きぬかけの路」は市バスのドル箱路線になったのです。そのため市バス以外にJRバスも競うように運行しています。市バスに乗れなかった観光客をJRバスが乗せるためです。さらに、JRバスに観光客を盗られまいと市バスが増便するのです。これは本来の公共交通機関のすることではありません。無駄な路線バスの過剰運行により、排気ガスや騒音などで周辺地域の環境破壊につながっています。

 

しかし、「金閣寺前~衣笠総門町」を通過していた市バス12号系統と59号系、さらに急行102号系統が「蘆山寺通」を通行することによって、路線バスの通過台数が一気に倍増し、早朝から深夜まで路線バスの騒音や振動で地域住民は多大な迷惑を受けています。これは公害です。

 

市バスの運行経路を「蘆山寺通」に集中して通行せずに、「馬代通~小松原通」「馬代通~今出川通京福電鉄側道)」「馬代通~京都府立体育館~大将軍」「馬代通~丸太町通」などにも分散して通行すれば、蘆山寺通の道路の傷みによる路線バスの振動や騒音問題、排気ガス公害が解決できるわけです。

 

コロナ禍により、国外もちろん国内の観光客も皆無状態、立命館大学の通学生はいません。路線バスに乗る客はほとんどいません。観光地には客待ちタクシーもいない状態です。これは一、二年ではおさまりません。日本だけがコロナウイルスの感染者数が減っても世界で収まらない限り、再び観光客は日本に来ません。実は、京都に来ていた観光客は、日本人ではなく、ほとんどが中国や韓国、台湾からの観光客だったのです。

 

京都市交通局は、このタイミングで市バスの経路変更ではなく、抜本的な系統整理や減便、運休、廃路を真剣に考えて実行するべきだと思います。長年の市営地下鉄の累積赤字(有利子負債)は京都市交通事業全体として大きな負担です。民間バス会社であれば、赤字経営は倒産につながる重大な問題です。リストラが急務になります。民間企業の最大コストは人件費です。つまり、運転手や職員の給与です。地方公共団体(公営企業)とは言え、リストラやイノベーション(変革)は避けて通れません。既に大阪市営バスは民営化しています。京都市も見習わないとやがて存続が困難になります。