人生、あせらず楽しもう!

御覧いただきまして、ありがとうございます。今の日本人には「感謝と謙虚」が必要です。権力によってメディアコントロールされたテレビや新聞に惑わされないために自分で調べて分析する事が大切です。何事も決して周囲に押し流されてはいけません。真実は自分で見つけ出すものです。

立命館大学行きの「蘆山寺通」が渋滞する理由、原因は市バスです。

毎朝、午前九時前は立命館大学行きの京都市バスの過剰運行による交通集中で「蘆山寺通」は渋滞になります。それ以外にも、紅葉シーズンなど人手が多い休日にも「蘆山寺通」は交通渋滞になるのです。その原因は、立命館大学前のバス停で市バスが客降ろしのために何台も止まるからです。その結果、立命館大学前のバス停付近で後続のクルマが市バスを追い越すことができず渋滞するわけです。原因は市バスが降車後すぐに「堂本印象美術館」前のバス停に向けてUターンするからです。物理的に「蘆山寺通」に市バスなど路線バスを集中して過剰運行させればさせるほど、その先の立命館大学前のバス停で市バスの交通渋滞が起きるのは当然です。

 

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こんな状態を京都市交通局は、なぜ長年放置するのかわかりませんが、立命館大学内のバス停には「快速立命館」以外の市バスは乗り入れられないのです。一方、京都産業大学の場合は、大学構内に路線バスは乗り入れられます。これにより一般道は交通渋滞しません。

 

京都産業大学の構内ロータリー

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立命館大学は構内に市バスが乗り入れると、何か都合が悪い事でもあるのでしょうか?

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しかし、この「蘆山寺通」の渋滞は放置しておくと、二次災害につながります。なぜなら、大通りである西大路通までクルマの渋滞の列が連なるからです。西大路通の「わら天神」交差点で北行きの左折レーンが詰まるわけです。さらに南行きの右折レーンも同じようになります。京都府警は把握しているのでしょうか?おそらく把握していません。何の対処もしていないからです。日本の警察は、被害(事件事故)が発生しないと動きません。そして、事件事故の処理だけで終わってしまうのです。犯罪の検挙が優先され、未然の事故防止する動きが皆無に等しいのです。国民は最終的に身の危険を感じると警察に連絡するという警察のオゴリがあるからです。だから、警察は特に京都府警は事故を予防するような事はしないのです。スピード違反や一旦停止を取締るのは予防ではありません。検挙・摘発です。そして重要な事は、決して京都府警は京都市バスを取締るような事はしないのです。例えば、京都府警が市バスを信号無視で検挙したような記事がありますか?無いでしょ。なぜなら、公務員同士は互いの揚げ足を取りません。政治家は対象外ですが、実際は違います。

 

立命館大学の学生にとって一限目の授業に間に合うためには、正直なところ、鉄道や路線バスによる通学では難しいと思います。下宿する以外には非常に厳しいと思います。下宿しないと勉学に勤しむ時間を確保できないでしょう。立命館大学は京都駅から遠距離にあり、しかも京都市は地下鉄網が発達していません。それを補うために京都市は市バスを何百台も網の目のような重複路線で赤字運行をしています。しかし、路線バスは鉄道(地下鉄)と違い、道路には信号待ちがあり、また渋滞するため、予定通りの時間には到着できないのです。それは直行バスでも同じです。定時運行など不可能です。そして、市バスを走らせれば走らせるほど、一車線の道路でバス停があると交通集中が発生し、その結果、交通渋滞になるのです。これまでのブログ記事で何度も書いています。結論を申し上げると、立命館大学に午前八時半から午前九時前着の「快速立命館」や「立命館ライナー」などは、蘆山寺通の交通渋滞で予定時間には到着しない確率が非常に高いです。つまり、学生の場合は遅刻します。

 

「蘆山寺通」への路線バスの過剰運行による交通渋滞を解決する方法は、他の道路(馬代通や小松原通)への市バスも含めた路線バスのルート変更も考えられますが、根本的に立命館大学前での乗客降しで市バスが何台も停滞する限り無理でしょう。立命館大学の構内での市バスの乗客降しを試みれば変わるかもしれませんが、それにも物理的な限界があります。なぜなら「蘆山寺通」や「馬代通」で朝の交通ラッシュもあるからです。特に「蘆山寺通」です。路線バス以外にも、トラックやクルマさらにバイク・自転車が走ります。それに小中学生の通学路です。以上の理由から、他府県など遠方から通学する立命館大学生には下宿する事を強くお薦めします。時は金なりです。遠距離通学は通勤と同じで何ひとつ良くありません。時間とカネの無駄です。

 

2022年2月6日18時25分頃、「蘆山寺通」で七度目の交通事故発生。

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京都府警が伏せたのか京都新聞には掲載されていませんでしたが、遂に西日本JRバスの路線バスまでもが事故当事者になりました。すべての原因は、京都市交通局の身勝手な市バスの経路変更による「蘆山寺通」 への路線バス過剰運行です。一体、市議会議員も京都府警も何をしているのでしょうか。 立命館大学による政治ロビー活動の巣窟である「市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」 の思う壺です。

 

そんな中、ネットで偶然見つけた資料があります。それは、一年前の「令和2年度 包括外部監査の結果報告書」(概要版)自動車運送事業の財務に関する事務の執行及び経営に係る事業の管理についてです。東京や大阪の路線バス会社では、環境保全(騒音・振動・排気ガス等)について必ずどんな資料にも明記されていますが、なぜか京都市交通局の資料には路線バスに対する環境保全の監査項目がひとつもありません。これは、以前から気になっていました。つまり、沿線住民(市民)への配慮が微塵も無いのです。令和3年度の資料も同じです。いくら公認会計士による財務監査と言えども、中身に書かれている事は路線バス運営全般に関わることです。そこに「環境保全」に関する項目が無いことは、おかしな事です。現代において、どのような企業でも、環境保全関係の法令や条例を無視するような事はできないはずです。公認会計士では、そこまで関与しないからか、それともステイクホルダー(利害関係者)である「市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」(長年、立命館大学の名誉教授が委員長)からそう言われているからでしょうか。

これまで「蘆山寺通」で起きる交通事故は、ほとんが自家用車やバイク、自転車でした。それが、京都市交通局の恣意的な市バス経路変更と立命館大学からの要望で直行便が増え、さらに西日本JRバスまでもが立命館大学に増便した結果、市バスやJRバスの運転手が当事者になる事故が、この一年間で二度も起きました。これは明らかに路線バスの過剰運行状態がもたらした結果なのです。京都市交通局が言う「安全運行」など、何処にもありません。京都市のヤリタイ放題が市民(沿線住民)を苦しめているのです。本当に朝晩の市バスの走る台数は半端なものではありません。2台連続なんて当たり前、回送車も一緒になって4、5台連続で走っています。路線バスが通過する間隔は1分以下の秒刻みです。つまり、片側一車線の道路の両方向を数十秒毎に路線バスが通ります。空港の騒音問題と何ら変わりません。うるさくて目が覚めます。

 

今回の事故の詳細は京都新聞に掲載されなかったのでよく分かりませんが、路線バスとクルマの接触事故だと衝突音や急ブレーキの音がします。それが聞こえませんでした。しかし、救急車が来て搬送しています。京都府警も沿線住民に気付かれないように無音でパトカー数台が来て、何人もの警察官が西日本JRバス車両の前方右側の側面を入念に現場検証したり、蘆山寺通の交差点付近から事故を起こしたバス車両付近まで交通整理をしていました。もしかすると、路線バスと歩行者の事故だったのでしょうか。それなら、尚更おそろしい事です。このブログで何度も書いていますが、そのうち「蘆山寺通」で人身死亡事故が起きるのではないかと思います。それほど路線バスの過剰運行による市バスの往来が激しくなっているのです。子供や学生、高齢者の方は「蘆山寺通」に近寄らない方が身のためだと思います。非常に危険な道路になりました。狭い道路なのに平気で市バス(西日本JRバス運転手)が市バスを追い越すのです。信じられません。

 

しかし、よく考えて見ると、京都市交通局にしろ西日本JRバスにしろ、事故を起こして沿線住民に迷惑をかけるような路線バス会社には企業としてのガバナンスやコンプライアンスが実質的に無いのも同然です。特定の道路を路線バスの過剰運行状態にしても、なんとも思わないのです。本当に情けない路線バス会社です。沿線住民に「先日は、お騒がせして申し訳ございません。ご迷惑をお掛け致しました。」と謝りにも来ない無礼な会社です。沿線住民から逃げる事しか知らないのです。いくら道路は市のものであっても、路線バスを走らせて営業させていただいているという感謝の気持ちと謙虚な態度が全く見られません。その証拠に京都市バスの運転が荒いのは、乗客に対して「運んでやってるんだ」「乗せてやってるんだ」という意識が非常に強いからです。これは西日本JRバスも同じです。注意喚起音「ピンポン!」を鳴らして、歩行者や自転車をあおったり、音で邪魔者(歩行者)を蹴散らかしたり、市バスを運転する西日本JRバスの運転手が信号無視したりと無謀な運転が絶えないのです。朝から晩まで観察するとよくわかります。

組織はひとの集まりです。人は態度を見れば、どんな人間かすぐわかります。京都市交通局などは最悪です。市バスの経路変更を沿線住民には説明せず、地域の代表者(権力者)だけに説明に行くような組織です。組織の態度を見れば、どんな人間が働いているのかもすぐわかります。日本の政治家(貴族)が当選すれば国民の事など気にしないのと同じで、京都市の役人も市民の顔を見ずに行政を行います。顔を見るのは権力者と自分の家族だけです。

 

立命館大学も同じ、昔から大学の開発行為で周辺住民にどれだけ騒音などで迷惑を掛けてきたことでしょう。立命館大学周辺の土地を買いあさり、自転車の駐車場を増やし、事前の説明も何もなく我が物顔で衣笠山周辺の歴史的風土特別保存地区を破壊してまで校舎などの建物を立て広げているのです。西園寺記念館を立命館大学の敷地内ではなく、金閣寺の西隣に建てたのが動かぬ証左です。衣笠は西園寺家の土地だと思っているのでしょう。仮に条例や法律があっても何の意味もありません。いくらでも京都市が許可するからです。権力者とは、おそろしいものです。法律を無視して好き勝手ができます。法の下の平等も何もありません。日本は法治国家ではなく、人治国家です。それこそ「放置国家」です。感謝と謙虚がない傲慢な国や自治体はいずれ滅びます。そうでなければ、それは民主主義国家ではないということです。警察の存在意義もありません。なぜなら、出世や天下りのために、時の政権に影響されて動いているからです。

「京都市交通局 市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」からの答申の提出について、

www.city.kyoto.lg.jp

 

2021年6月14日に京都市交通局から市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会に提出された「市バス・地下鉄の中長期的な経営計画」に関する事項の答申書が、2022年1月6日に京都市交通局に提出されたようです。その内容については公開されていませんが、2021年12月21日に開催された会議資料に「答申(案)」があります。

 

京都市:第4回「京都市交通局市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」について

 

変わり映えのしない資料の内容はさておき、京都市交通局の「市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」というのは、簡単に言えば、第三者委員会(有識者会議)というものです。多くの大企業などでも、その会社に従事する人間以外からの意見を聞く場を作っています。米国由来のガバナンス方式です。しかし、とかくステイクホルダー(利害関係者)が含まれるものです。公平な目線で企業を評価するのではなく、その企業と第三者双方に利益がもたらされるようなことをするのです。そして、何より大学教授などの有識者と呼ばれる人達は、実は企業経営に関しては全くの素人(実務未経験者)なのです。そのため自分達の都合が良いような事しかしません。

 

この京都市交通局の「市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」からの答申の提出についてのニュースが報道された際、ネットのコメントの中に次のようなものを見つけました。

 

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これを書かれた方は、京都市交通局か民間バス会社に関係する人かどうかはわかりませんが、京都市バスの路線までもが「市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」で決められているようであれば、これは問題だと思います。つまり、事業者が決めるようなことを委員会が牛耳り、権力者が支配しているのです。亀岡市を連想させます。

 

このブログを続けている中で気付いた点のひとつに、この委員会に神社仏閣の関係者がひとりもいない事です。観光と大学が中心の街の交通機関の将来を考えるのに、なぜ大学関係者、とくに難関大学の教授ばかりが名を連ねているのか疑問です。しかも、自分達の大学が交通不便地域と泣き叫ぶ大学の教授が委員長を続けているのです。その大学が市バスの路線数などで有利になっている事実から見ても、この委員会のメンバーが利害関係者で固められていることは明らかです。最初から結論ありきの委員会なのです。何のための第三者委員会なのでしょうか。公平な目で企業を評価するのが、本来の目的のはずです。これを見ただけでも、京都市と仏教会の仲の悪さがはっきりとわかります。その根本的な原因は、古都税紛争です。

 

さらに、「市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」で決められた事案を再チャックする意味で市議会議員も集まる「産業交通水道委員会」というものがあります。しかし、ここでも、政治とカネの問題があると思います。権力者に有利になるような審議しかなされないのです。その内容は、ネットで動画配信されて公開していますが、動画というものは編集ができます。不都合な部分が消されていても、市民はわからないのです。市民にはバレないのです。国土交通省の改竄問題と同じです。いかに、京都市が市民を無視した既得権益を優先する政治と行政を行っているかがよくわかります。その証拠が、財政破綻寸前状態です。権力者の言う事を優先させてきた政策のおかげで借金だらけになり、首が回らなくなったのです。さらに、100年に一度のコロナ禍のおかげで売上が大幅に減少した事により、京都市交通局のデフォルト(有利子負債総額3750億円、毎年47億円の債務が不履行になる)は現実味を帯びてきました。

 

このブログで何度も書いていますが、立命館京都市(交通局)には長年の官民癒着があると思います。よく分析すると内部の人間でなくても見えてきます。なぜ、京都市日本共産党の議員が多いのか、それが答えです。そして、癒着というものは、他人から言われないと当事者は気付かないのです。気付いていても止めないのです。

 

gendai.ismedia.jp

 

京都市バスの経路変更で、京都市交通局がわざわざ事前説明に行った先は誰なのか?2

立命館大学の大学施設間の送迎バスには、大型観光バスのシャトルバス以外に立命館大学のグランドなどの施設間を結ぶマイクロバスがあるようです。たまたま金閣寺前の「木辻通」を眺めていると、一台のマイクロバス(千里山バス)が通過しました。その方向幕には、「立命館大学 柊野総合グラウンド」と書かれていたのです。上賀茂にある立命館大学のグランドです。原谷グランドは、京都市バスのM1号系統で大学生を運んでいますが、柊野総合グラウンドは、民間バス会社の千里山バス(本社:大阪府摂津市)がマクロバスで連絡運行しているようです。

 

ここで、不思議に思った事は、大型の観光バスで運行されている立命館大学シャトルバスや路線バスである京都市バスの回送車や西日本JRバスは、金閣寺前の「木辻通」を通らないのに、なぜ?マイクロバスで運行されている立命館大学の施設間バスは、「木辻通」を通行しているのだろうかと思いました。そこで、頭によぎったのは以前にブログで紹介したサイトです。やはり、何者かが金閣寺前の「木辻通」に大型バスを通行させないように京都市に要請したのでしょうか?しかし、京都市を言い聞かせるほどの権力者が金閣寺付近に住んでいるというのは、あまり聞いた事がありません。金閣寺の高僧以外には考えられないのです。

 

osumituki.com

このブログには、金閣寺のライトアップも阻止していると書かれていました。本当に一体、誰なのでしょうか。その人物のおかげで「蘆山寺通」は路線バスの過剰運行で騒音・振動・排気ガスの公害が発生しています。恐ろしい事をする人物です。自分さえ良ければ、誰が被害を受けようが、不幸になろうが、自分には関係ないという発想の人物です。さらに、最近気付いた事は観光バスですら「木辻通」を通らずに「蘆山寺通」を通っているようなのです。あの西大路通から金閣寺道に曲がる観光バスを見かけたことがないのです。「わら天神」交差点で曲がるのです。これは何か申し合わせでもしているような気がします。その証拠に京都市バスにはじまり、西日本JRバスやヤサカ観光バスの立命館大学シャトルバスも金閣寺前の「木辻通」を通りません。金閣寺の入口に仁王立ちした警備員がいつも数名で交通整理をしています。これと関係があるのでしょうか。

 

www.mag2.com

偶然、見つけた上の記事を読むと京都仏教会という単語が出てきます。その理事長は、脱税問題があった金閣寺住職の有馬頼底です。この人、もしかして金閣寺境内や「木辻通」付近に住んでいるのでしょうか。もしそうだとしたら、京都市バスの経路変更で京都市交通局が沿線住民を無視してまで、わざわざ事前説明に行った先とは、この人かもしれません。金閣寺付近がにぎやかになるのを嫌う人物京都市内のホテルや駅ビルをめぐる景観論争の中心人物、そして京都市を言い聞かせるほどの人物。

 

facta.co.jp

上の記事に次のようなことが書かれています。「清水寺などのように有馬氏側から離れていった寺も多い。」この文章を読んで思った事は、金閣寺は決してライトアップしませんが、清水寺はライトアップして大型のサーチライトで西の夜空を照らしている事を思い出したのです。このような状況証拠から見ても、金閣寺が「木辻通」から路線バスを排除したことが想像できます。この記事を是非、皆さんに読んでもらいたいです。いかに金閣寺がカネ儲け(年間拝観料45億円)に徹しているかです。なぜ、京都に寺が多いのか?それは、今も昔も人を騙してカネ儲けができるからです。宗教という詐欺商法で人間を騙している詐欺師です。

 

mainichi.jp

京都市が恐れる「京都仏教会」、その権力に門川市長ですらビビって着物に白足袋姿。古都税紛争で京都市が敗訴になってから、役人も政治家も僧侶に歯向かわなくなりました。世界文化遺産の寺の言いなりです。その結果、京都市財政破綻寸前にまで追い込まれているのです。京都市は今も中世です。

 

西日本JRバス(西日本ジェイアールバス)が、なぜ「蘆山寺通」を通るのか?

西日本JRバスは、かなり昔に金閣寺前の「木辻通」を走っていた記憶があります。京都市バスよりも「蘆山寺通」に早くから経路変更していました。しかし、そもそも、なぜ、西日本JRバスが京都市バスと重複する衣笠線と呼ばれるルートを走らなければならないのか不思議です。これには、いくつかの裏事情があると思います。

 

もともと西日本JRバスは、都市部より田舎など地方路線が強い路線バス会社です。周山街道を通る京北町にも昔から運行していました。京都バスも、京都市バスに独占されている京都市内よりも、その周辺地域である清滝や大原に向かう路線などが多いバス会社です。

 

西日本JRバスが京北町京都市内を結ぶルートを、なぜ「天神川通」ではなく、きぬかけの路を通って「蘆山寺通」を走る必要があるのか、これには立命館大学が深く関わっていると思います。所謂、政治バス路線です。大学側が自分達の交通アクセスを増やし利便性を高めるためにロビー活動(私的な政治活動)をして路線バスを増やしているのです

 

立命館大学の産業社会部という学部が昭和40年(1965年)に創設されています。その学部が「京北プロジェクト」という漬物ビジネスを産学連携で数年前から始めています。

www.ritsumei.ac.jp

なぜ?漬物なのか、なぜ?京北町なのか、不思議です。これは京都市や西日本JRバスの営業戦略地域と重なります。京都市が山奥の過疎化地域である京北町京都市右京区にするためにトンネルをいくつも掘り、立派な区庁舎を建て京都府北桑田郡から京都市右京区編入したのが、平成17年(2005年)4月です。いわゆる、総務省が推進した財政優遇措置がある「平成の合併」の頃です。過去のブログでも書いていますが、京都市が長年の財政難を補うために少しでも税収入を増やす方法として、人口を増やすために市内(面積)を広げる必要があったのです。

京都市交通局の資料で、京都市バスの現状を調べました!2 - 人生、あせらず楽しもう!

路線バスや地下鉄をなぜ公務員が運営しないといけないのか!とてつもない税金の無駄遣いです。1 - 人生、あせらず楽しもう!

京都市バスの新ダイヤのお知らせを見て、驚きました。2 - 人生、あせらず楽しもう!

しかし、実際は、京北町は大原と同様に京都市内とは気候が違います。冬になると大雪が降ります。また、土地が広いので、それを開発しようとする開発案件が過去にもあり、それに関わる組織や団体がありました。京北町のゴルフ場開発の闇について書かれた本もあります。いずれにせよ、京都市が期待する程には人口も増えず、過疎化地域には仕事(林業)も限られているため繁栄しません。

 

京北町の手前に高雄という集落があります。京都市バスの8号系統は、その高雄線の路線バスです。しかし、市バス8号系統は西日本JRバスに運行委託されているのです。つまり、運転手は西日本JRバスの社員、車両は市バスです。金閣寺前を走っていた市バス59号系統も早くから西日本JRバスに運行委託されています。

 

今年になって、「aRound162高雄京北シャトルバス実証事業」という高雄パークウェイ(西山ドライブウエイ株式会社、阪急阪神ホールディングスグループ)に路線バス会社4社(京都市バス 京都バス 西日本ジェイアールバス 明星観光バス)が期間限定で無料バスを走らせようとする計画があります。高雄パークウェイは、高低差とカーブが多い自動車専用道路です。そこに路線バスで周回すると乗客は上下左右に揺られて酔ってしまいます。バス会社は知らないのか、ローリング族と呼ばれる道路を周回するスピード狂のバイクやクルマも多く、事故が起きる可能性が十分にあります。なんと言っても、排気ガスで紅葉が枯れます。路線バス会社はコロナ禍で苦境に立たされているため、新規の収入源が欲しいのです。しかし、環境破壊をしてまで売上を伸ばそうとする営業姿勢は企業倫理に問われると思います。過去に宝ヶ池国際会議場で決まった「京都議定書」の主旨に反する事を京都市は平気でやっているのです。しかも無料で。

 

話を本題に戻し、なぜ、西日本JRバスが「蘆山寺通」を通る必要があるのか?。これまでの説明で、京北町京都市右京区への編入立命館大学京北町の産学連携ビジネス、そして西日本JRバスの市バス運行委託契約、同時に立命館大学の交通アクセス改善施策(増便増発)。これらすべてが共通のベクトルなのです。その結果、「蘆山寺通」が路線バスの公害に悩まされるようになったのです。すべての原因は、京都市交通局の営業戦略です。沿線住民である市民を無視して、自分達の利害関係者(立命館大学と西日本JRバス)を優先させる事ばかり実行しているからです。こんな事を役所がするとは落ちぶれたものです。だから、京都市財政破綻寸前になるのです。住みたくない街だから、人口が減るのです。人口が減るから、街が衰退するのです。ほんとに日本の公務員(公僕)という身分職は、一体何を考えているのか不思議でたまりません。保身(出世)と蓄財しか頭にないので節操が全くありません。

 

少子高齢化の人口減の社会で、路線バスの運転手確保は厳しい時代に

10年以上前の2004年に日本社会の人口統計グラフから日本の将来を分析した内容でブログ記事を書いていました。その時の人口統計グラフです。これを見ると、日本の人口は戦前(満州事変)から戦後の高度成長期(正しくは復興期)、成熟期、停滞期、そして人口減少による衰退期に向かっている事がよくわかります。何より日本は世界の中でも少子高齢化が凄い国になりました。

 

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このままの状態だと、間違いなく生産労働者が激減します。社会にとって重要な職業である公務員、特に治安・防衛に関わる仕事、つまり警察官や自衛官などの体力が必要な職業に十分な若者の人数が確保できなくなります。これは、路線バスやトラックの運転手にも言えますが、若い労働者の人材不足を補うために雇用が高齢化(定年延長)するのです。さらに、現在の賦課方式の年金制度は維持できなくなります。税金を納める国民より、もらう国民の方が増えるからです。そして、地方自治体も行政サービスを縮小しない限り、財政破綻する自治体がどんどん増えます。

 

コロナ禍前の2018年12月10日のニッポンドットコムの記事に「高齢化や人口減で利用者が減少している地方路線の経営は苦しい。」「一方、都市部であってもバス事業の運営は厳しい。東京都交通局が発表した17年度の都営バスの系統別収支によると、全127路線中、81路線は赤字で、黒字はわずか46路線だった。(中略)業界全体が慢性的な運転士不足に陥っているため、運転士の確保が難しく、逆に黒字路線すら減便せざるをえなくなっている。」と書かれています。大都市である東京都交通局でも、このありさまです。地方都市である京都市交通局は非常に厳しい状態、つまり維持困難な状態にある事は間違いありません。にもかかわらず、立命館大学行きの市バスを増便増発したりしているのです。これは全国の路線バスの動向と比較しても変だと思います。赤字運行路線を増やしているのです。何かの権力が働いているからでしょう。

 

この路線バスの運転手不足状態から脱却するために、民間バス会社では、ほんの一例ですが、下記の記事のような創意工夫もしています。一方、公営企業(役所)である京都市交通局は、地下鉄の廃車部品(合計700万円)を売ったり、市バスの座席シートのクッションや方向幕のタオルを販売したりと、まるでタケノコの皮を剝いでいくような断捨離をするぐらいで、まったく危機感がありません。京都市交通局は、自分達の債務残高(有利子負債:3743億円)がどれくらいあるかを把握しているのでしようか?菓子パンの袋に地下鉄のアニメキャラクター広告を載せているようでは、本来の役所の意義がありません。役所とは市民のためにあるのです。組織や身分を堅持するためにあるのではありません。

 

 

話を本題に戻し、バス運転者経験者の採用状況について、公益社団法人日本バス協会のアンケート調査では、大型二種免許を持っていても運転経験がない者や運転技量が未熟な者は採用しない事業者が顕著に増えているようです。大型二種免許保持者の二割が路線バス運転手のようで、その割合は非常に低く、これから先の少子化の影響で大型二種免許保持者も減っていきます。京都市交通局などのように、大型二種免許も持っていない者を採用し、自社で養成する事業者は今後増える可能性はありますが、どれだけ応募する若者が増えるかです。おそらく、路線バスの運転手より社会に必要不可欠な警察官や自衛官の成り手の方が不足しますので、ますます運転手への応募は減るでしょう。

 

警察庁の調べでは、大型二種免許保有者数は減少し続けており、2009年末の保有者数は1089135人で、2002年末と比べると95927人減少しているようです。特に44歳以下の減少傾向が著しく、大型二種免許保有者の高年齢化が進んでいると発表しています。これは日本の少子化が明らかに影響しています。そこで警察庁は二種免許取得の受験資格を「21歳以上」で「普通免許などを保有して3年以上」と規定されていますが、これを緩める方向にあります。しかし、法律や規則を緩めると、どうなるか?交通事故が増えるのです

 

なぜ、路線バスの運転手の成り手が減っていくのか、その理由のひとつが待遇だと思います。つまり、労働時間が長いからです。海外の路線バスの運転手は、日本の路線バスの運転手と違い、まず制服を着用していません。日本の場合、まるで旅客機のパイロットのように帽子をかぶりネクタイしめて運転しています。この慣習が果たして良い事なのかどうかはわかりませんが、日本という国は何事につけて堅苦しい習慣があることは間違いないです。これが社会を閉塞化しているのだと思います。つまり、息苦しい社会です。

 

そして、何より欧米では、全業種でバケーション制を採用しています。年間二週間前後の連続休日を取る事を義務化しています。日本のように、政府が決めたカレンダーの短い連休しか休めないような社会ではありません。まして、お盆休みや正月休みなど、国民が一斉に休む事などありません。これが道路渋滞の原因となり、高速道路では毎年死亡事故が発生するのです。

 

物事は逆転の発想が大切です。運転手が足りないのではなく、路線バスを増やし過ぎたから、運転手が足りなくなるのです。路線バスを減らせばいいのです。これは運転手だけに限りません。日本社会は人口が増え過ぎたために様々な問題が発生するのです。世界も同じ、人間が増え過ぎたから、食糧やエネルギー資源の問題が出てくるのです。路線バスの運転手を増やす事よりも、減らす事を考えれば良いのです。すべてが解決できます。さらに物事は集中させるのではなく分散させる事が重要なのです。東京一極集中と同様、特定の道路に路線バスを集中して走らせるのではなく、別の道路に分散させて走らせれば、騒音や排気ガスなどの公害を軽減できるのです。こんな簡単な事もわからない日本の役所、京都市はどうかしていると思います。日本人の質の低下が悔やまれます。劣化して行くばかりです。500年後には、日本の人口は100万人です。そうなる前に他国に征服されるでしょう。

 

京都市バスの経路変更で、京都市交通局がわざわざ事前説明に行った先は誰なのか?

このブログを始める前に、なぜ京都市バス金閣寺前の「木辻通」から「蘆山寺通」にすべての市バスを経路変更したのか?その理由がネットに書かれていないか、実は事前に調べていました。すると、ひとつだけヒットしたのです。それが、以下のサイトです。

osumituki.com

このサイトには、市バスの経路変更について、いろいろな事が書かれていますが、その中で一番気になったのは、「実は、この話は詳細には書けないのですが・・・・このエリアでは一部で金閣寺京都市に対して風当たりの強い勢力が存在しているのです。」と「廃止の理由は面倒な話で、これは京都市と地元の話ですが、要するに金閣寺前が賑やかになると困る人々もいるということです。」という表現です。京都市交通局が、単純に市バスの定時運行と混雑対策のために経路変更したとは初めから思っていませんでした。なぜなら、京都市バスは何十年も前から時刻表通りには運行されていません。それは仕方がない事です。それよりも、このサイトから別の理由が存在していたという点に関心があります。この点については、京都市議会議員の井坂博文氏がご自身のサイトで「ダイヤ改正に伴う問題噴出…予算委員会(2020年3月4日)」の議事録で公開されており、そこにも書かれています

 

2020年3月4日(水)ダイヤ改正に伴う問題噴出…予算委員会 « 日本共産党京都市会議員 井坂博文

 

京都市交通局の担当部長が市バスの経路変更について、「答弁で地域の方お聞きしてないと言ったのは地元の説明会等を開催していないということで、地域の代表の方とはしっかり対応させていただいている。」これに対して、井坂氏は「代表と話をしたというのは京都市のいつもの言い分。金閣の会長さんは自分のところに説明に来たが一存では決められないので説明会を開いてもらったと言われている。一軒一軒話を聞いたのか。聞いていない。そういうやり方を繰り返していたら京都市に対する行政不信は強くなるばかり。」と述べられています。

 

一体、この金閣の会長とは、誰なのか?

「地域の代表」とは、何を意味しているのか?

 

このブログの最初の方でも、

なぜ、京都市バスが金閣寺前を通らなくなったのか?4 - 人生、あせらず楽しもう!

の中に、2020年5月26日付の京都新聞の記事に赤坂町の町内会長からも京都市交通局に市バス経路変更を元に戻すように要望書が提出されたと書かれています。その際には、日本共産党の市会議員の方が同行されています。しかし、この町内会長が、京都市交通局や井坂氏が言う「金閣の会長」なのかどうかはわかりません。おそらく別人でしょう。

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しかし、それ以前に京都市交通局は、なんという役所なのかと思います。民主主義のルールも何もない、一番被害を受ける沿線住民に一軒一軒の事前説明もせず、その地域の権力者だけに挨拶に行っている。非難されると嫌だから市民から逃げ、誠意の欠片もなく、市民を見下し馬鹿にするのにも程があります。日本では、ひとは公務員(身分職)になった途端に横柄になります。市民を自分達と同じ人間とは思わなくなるからです。本当に無礼極まりない京都市です。そんな自治体は一日も早く財政破綻してもらいたいです。一体、京都市は市民の事をどう思っているのか詰問したいです。地方公務員として失格です。

 

話を元に戻し、井坂氏の議事録に書かれている「地域の代表」と、冒頭で紹介したサイトの「このエリアでは一部で金閣寺京都市に対して風当たりの強い勢力」「金閣寺前が賑やかになると困る人々」とは同じ人物、もしくは同じ団体を指しているのではないかと推測します。これは、もしかして、M1号系統が走る原谷地区と同じではないかと感じました。「金閣の会長さん」とは、単に金閣小学校のPTA会長や金閣学区の町内会長ではないと思います。京都市交通局の担当部長が表現した「地域の代表」とは、地域を仕切っている人物だと思います。読者の皆さんは、いちいち言葉にしなくても、もうわかっておられると思います。

 

京都市内には、他府県には無い事情があります。それは、神社仏閣への課税問題だけでなく、差別問題であったりします。そういった問題を京都市は白黒はっきりさせず、長年野放しにしてきたのです。その結果、積もり積もって財政破綻寸前までになったのです。京都は外から見るのと、実際に住んでみるのとでは大違いの街です。それを知らずに京都に家を買って移住すると後悔します。なぜ、京都市議会で日本共産党(=立命館)が強いのか、それには理由があるのです。このブログにはその一部分を書いています。

 

京都市交通局の市バス経路変更の理由には、表と裏の事情があるのです。そして、市バスの路線にも、政治の力が働いています。光が当たっている部分だけでは、わからない事が世の中には多いです。いかに影を知るかです。そこに答えがあります。このブログテーマは続編がつづきます。京都市交通局が挨拶に行った金閣の会長の正体がわかってきます。

 

京都市バスは全84系統を運行するのに、市バス車両820台(直営410台)、公務員の運転手が720人もいる。こんなに必要なのでしょうか?

京都新聞が、京都市交通局の「令和2年度市バス営業係数について」の発表を元に記事を書きましたが、これはコロナ禍が原因ではなく、京都市バスはずっと前から赤字運行なのです。それを外部運行委託で黒字化していただけです。京都市交通局の令和元年度の市バス営業係数を見ればわかります。全84系統のうち黒字路線がたった21系統しかありません。民間の路線バス会社なら、すぐに倒産します。なぜ公営企業の場合は、そうならないのか?皆さんご存じの通り、税金が投入されているからです。

 

京都市バスは全84系統を運行するのに、市バス車両820台、公務員の運転手が720人もいます。こんなに必要なのでしょうか?不思議です。しかも、日本経済新聞(2018年11月8日付 )の記事には、「市バス全体(約820台)のうち、およそ半分を民間事業者6社に委託する」と書かれていました。つまり、運行委託契約で市バス車両を民間の路線バス会社の運転手に運転させていますので、実質410台の直営の市バスを走らせるために、公務員待遇の運転手が720人もいるのです。これは変だと思います。

 

www.city.kyoto.lg.jp

www.nikkei.com

toyokeizai.net

 

さらに、過去の朝日新聞(2018年12月6日付)の記事には「京都市交通局は、来年度から10年間の市バス事業の経常赤字が計100億円を超えるとの収支見通しを明らかにした」と書かれていました。原因はブログで書いていますように、運行委託していた民間の路線バス会社が儲からいないために撤退し、その代わりに市バスの直営運行(公務員運転手)に戻して人件費が増えたからです。肝心な事は「2017年度決算まで15年連続で黒字を確保してきた市バス事業が一転、来年度から赤字に転じる」というのです。つまり、京都市バスは2000年から始めた市バスの外部運行委託契約で黒字を確保していたのですが、運行委託契約の撤回が増え赤字になるということです。これは何度もブログで書いていますが、本来の路線バス会社の姿ではありません。単なる路線バスのブローカー(仲立人、仲介業者)です。わかりやすく言いますと、高給公務員と民間バス会社の運転手の給与差によるコスト削減で利益を出しているのです。いかにも役人が考えそうな商売です。「運行委託」や「共同運営」などという言い方をしていますが、結局は人件費のピンハネなのです。路線(ルート)と市バス車両のレンタル契約なのです。これを京都市では市バスの民営化と呼んでいます。

 

www.asahi.com

 

京都市交通局が所有する820台もの市バス車両と720人もの公務員運転手は、民間の路線バス会社が運行委託契約から撤退する事を想定して保有しているのでしょう。そんな無駄な事をしているから、京都市財政破綻寸前になるのです。無駄な補助金(税金)を毎年毎年、京都市交通局に財政支援しないといけないわけです。お金が足りなくなるのは当然です。その内、京都市交通局は地下鉄の莫大な有利子負債が払えず、デフォルト(債務不履行)すると思います。京都市財政破綻すれば、連動して自転車操業京都市交通局(公営企業=役所=非独立採算企業)も破綻します。民間企業で言えば、親会社が倒産すれば、儲かっている子会社であっても連鎖倒産します。なぜなら、資金の流れが滞るからです。よくある話です。

 

京都市議会で能天気な議員達は、コロナが収束すれば観光客が元通り増えて、市バスと地下鉄の売上が増えると考えていますが、現在の世界そして日本の状況を踏まえて考えると決してそうはならないでしょう。彼らは、世界がまた戦争の時代に向かっている事をわかっていないのです。人間の歴史は戦争の繰り返しです。世界平和などは一時的な時代なのです。

 

京都市バスの運転手に新型コロナ感染者が多いのは、なぜでしょうか?

ここ最近、京都新聞の記事や京都市交通局のお知らせで、京都市バス運転手の新型コロナウイルス感染者が毎日増えています。大阪シティバスや神戸市営バスのお知らせには、運転手の感染はほとんど報じられていません。これには、何か原因があるのではないのでしょうか?

 

【お知らせ】交通局職員の新型コロナウイルス感染について

 

先月の京都新聞の記事にあります。これは、京都府が緊急事態宣言を政府に要請した後の記事ですが、京都市交通局は「前回は土・日曜日と祝日に地下鉄の2割減便を行ったが、今回は府の緊急事態措置にそうした対策が盛り込まれていないため減便は見送る」と書かれています。これは、如何せん、市バスも同じです。そのため、立命館大学を発着する衣笠線の市バス号系統、さらに西日本JRバスの高雄線も「蘆山寺通」を通常通り山盛り運行しています。前回の緊急事態宣言下よりも、市バスの騒音(轟音)・振動・排気ガスが夜も朝も昼も一日中ひどくなっています。沿線住民にとっては迷惑そのものです。これだけ、日本中で感染者数が増加しているにもかかわらず、京都市交通局は経営健全化団体となってから、感染拡大防止よりも運賃収入が欲しいのです。その結果、市バス運転手の感染者数が他府県の路線バス運転手よりも非常に多くなっているのです。

 

いくら路線バスの内部を消毒し、抗菌されているシートに交換しても、ウイルス感染者が乗車すれば、狭い空間では空気感染するのです。ひとによって、また人種によって、免疫力は違います。日本人が免疫力があるかどうかはわかりませんが、米国に独りで何度か行った時、たまたま路線バスの前の席に黒人かヒスパニック系の男性が咳をしていました。その日の夜、ホテルで同じような咳が出だしました。そして、体が熱っぽくなったのです。風邪、つまりウィルス感染は簡単に起きます。細菌であれば、ウイルスどころではありません。増殖するのです。まして、有毒ガスは怖い事になります。空気を吸い込むだけで死にます。

 

今回の京都新聞の記事で不思議だったのは、「市交通局営業所で新たなクラスター、烏丸営業所で同日までに職員11人感染」とありました。なぜ、市バス運転手を「職員」と表記したのか疑問です。市民の関心は路線バスの「運転手」が感染しているかどうかを知りたいわけです。さらに、よく考えて見ると、大学などで学生や教職員のコロナ感染者が増え、それに伴って市バス運転手の感染者数が増加しているのではないかと思います。そして、市バスの烏丸営業所のように同じ場所で感染者が広がって行くのです。コロナ感染者が増え出すと、その企業や組織は休止します。学校ならば休校です。しかし、路線バスの営業所で運転手の感染者が増えても、路線バス自体が休止になるとは限らないのです。なぜなら、京都市交通局は運転手が足りなくなるのを避けたいのです。そのため運転手が感染しているかどうかを確認するだけで、発病していなければ、業務に就かせています。これが原因で市バス運転手の感染者数が増えているわけです。怖いのは、感染した運転手の路線バスに乗ると、乗客が新型コロナウイルスに感染する可能性が高くなるという事です。バスの車内では前方から後方に空気の流れがあるからです。そして、何より市バスの衣笠操車場の喫煙所で運転手が3、4人で群がってタバコを吸っている光景を目撃した時、その原因がはっきりとわかりました。なぜ、操車場でも分煙ではなく禁煙にしないのでしょうか?交通局ニュースには「バス停は禁煙です。皆様のご協力をお願いします。」と書いてあるのに、不思議な役所です。

 

実際に新型コロナウイルスに感染し発病した場合、なぜ近所のクリニックにかかれないのか?それは新型コロナが指定感染症2類だからです。感染症法上、保健所に報告し相談して、軽症ならば自宅療養になっています。多くの医師は、新型コロナは指定感染2類にあたらず、ほとんどが風邪の症状で治っているということです。重症化する前に、近所のクリニックにかかり飲み薬を飲めるようにすれば治るのです。しかし、感染症法があり、これができないのです。新型コロナを5類に引き下げた方が重症化による病床不足にもならないのです。なぜ2類から5類に政府は下げないのか?は、以下のnicovideo(Youtubeでは削除されています)をご覧ください。ただし、この裏にはワクチンビジネスがあると思います。まだまだ、これからワクチンで儲けようとする米国の製薬会社、そしてそこに投資する超富裕層がいます。米国が日本オリジナルのワクチンも飲み薬も作らせないのは、特許問題ではなく実は意図的にしていることなのです。

 

※有料動画になったため既に削除されています。

 

今回の新型コロナウイルスによるパンデミックは後二年程は続くと思います。1918年に世界的に流行した新型インフルエンザ(コロナウイルス)も収束するのに四年かかりました。その時に開発されたワクチンもほとんど効かなかった事実が残されています。今と同じでウイルスが変異するからです。第二次世界大戦の期間と同じくらい、コロナとの戦いは長くなります。果たして、京都市交通局は今のままで後二年持つのでしょうか。親方の京都市財政破綻寸前です。今だからこそ、京都市交通局はダウンサイジングするか、大阪市と同じく、交通局自体を解散し完全民営化(株式会社)する時だと思います。これから先、世界はコロナウイルスの後に待ち受ける困難に直面すると思います。日本も例外ではありません。何事も問題を後にまわすと、取り返しがつかない事になります。日本政府の悪い点は、何事にも努力が少なく遅いこと(too little too late)です。人間の歴史の中で平和な時代がいつまでも続くわけがありません。必ず戦争の時代が来ます。戦争と平和の繰り返しなのです。

 

なぜ、京都市バスは「蘆山寺通」ばかり通行するのか?

京都市交通局の恣意的な市バス経路変更の結果、「蘆山寺通」は路線バスだらけになりました。その結果、騒音・振動・排気ガス・交通事故が発生したのです。この事実に気付いているのは、沿線住民と一部の市会議員だけです。当事者である京都市交通局は何も対策をせず、京都府警も何も指導していません。まして、国土交通省 近畿運輸局の京都運輸支局は気付きもしません。知らん顔です。ステイクホルダー(利害関係者)である立命館大学は、我関せずでしょう。自分達さえ便利になれば、周辺住民の事など、どうでもいいのです。昔から立命館大学のやり方は民主主義ではなく共産主義です。

 

なぜ、京都市バスは「蘆山寺通」ばかり通行するのか?これは、このブログの最重要課題です。これまで、いろいろな角度から分析していますが、なかなか核心に迫る事は難しいです。しかし、ネットの情報から真実を探し分析すると、ある程度、核心に近くなります。以前のブログで「裏通りよりも表通りの方が人の流れがあります。さらに、メインストリート(西大路通)となれば、人の流れは倍以上になります。路線バスは人が少ない通りを走っていても乗車人数は伸びません。少しでも裏通りなど人通りが少ない道路を走る時間を減らして、人通りが多いメインストリートを走るかどうかで大きく売上(旅客収入)が変わります。」と書きました。この理屈は間違いありません。

 

なぜ、京都市バスは「馬代通」を通行したくないのか?2 - 人生、あせらず楽しもう!

 

立命館大学、つまり「きぬかけの路」から西大路通へ出る道路はいくつかありますが、「蘆山寺通」は「わら天神」の交差点に直結している道路なのです。この「わら天神」交差点」、北野白梅町を過ぎてから北大路通へ通じる西大路通の中で一番ひとが集まる場所になったのです。それは、約50年前にマクドナルド金閣寺店が出店した事が大きな影響を与えています。もちろん、「金閣寺道」と呼ばれる金閣寺から西大路通に出る交差点も観光客が大勢いた時は一番多かったです。このマクドナルド金閣寺店、実は京都府内でも三本の指に入るほどの売上が良い店なのです。関西でも売上の上位店のひとつです。その理由は、金閣寺などの景勝地が近いため観光客が多く、またマイカーの普及により大通りに面したドライブスルーによる売上が多い事など、条件がそろっているのです。

 

ひとが集まる場所には、その波及効果を狙って店が集まってきます。「わら天神」の交差点を見て下さい。食べ物屋だらけです。そして、その人を狙って路線バス、特に市バス(公営企業)までもが乗客を増やすために路線数やバス停を増やすのです。一方、裏通りである「馬代通」には人など歩いていません。まして、外食チェーン店もありません。立命館大学の学生がチラホラ歩いているだけです。そんな通りにバス停を置いても、乗客は増えません。しかし、路線バスが通過する道路としては、交通量も少なく抜け道としては最適です。

 

市バスの営業係数が良い号系統は、間違いなく大通りに運行しています。裏道など人通りが少ない道路ばかり走る号系統は赤字です。復活した52号系統を見てください。誰も乗っていません。「蘆山寺通」を通行する10路線近くの路線バスの中で、黒字路線はひとつしかありません。金閣寺前の「木辻通」を走っていた市バスの12号系統(※以前は「わら天神」交差点を通過していなかった)だけです。現在は、市バスすべての路線が赤字です。あの西日本JRバス「立命館ライナー」と市バス「快速立命館」号ですら、コロナ禍前から赤字だったのです。52号系統のように、廃路を復活させる事など民間バス会社では考えれない事です。52号系統や北大路バスターミナル行きのM1は、明らかに立命館大学による政治バス路線です。つまり、立命館の施設をつなぐ周回市営バスなのです。

 

こんな事をしていれば、京都市交通局が財政支援団体になるのは当然です。長年、赤字で市バスを走らせ、その売上補填を交付金補助金、地方債発行で補っているのです。つまり、交通不便地域?にある立命館大学への路線数を増やし過ぎたばかりに、ますます赤字となり、京都市財政の首を絞めているのです。原因は、大通りではなく、立命館大学という裏通りにまで市バスを何本も走らせるからです。仁和寺竜安寺に来る観光客は、すべて路線バスに乗りません。むしろ、観光バスやマイカーが多いのです。その結果、金閣寺へ通じる「木辻通」がクルマで渋滞し、本当かどうかわかりませんが、路線バスが定時運行と混雑対策のために経路を変更したぐらいです。

 

ilnyc.hatenablog.jp

 

ilnyc.hatenablog.jp

 

なぜ、京都市バスは「蘆山寺通」ばかり通行するのか?この答えは、京都市交通局と西日本JRバスを巻き込んだ立命館大学による政治バス路線の結果なのです。もしも、衣笠に立命館大学が無ければ、こんなに多くの路線バスが「蘆山寺通」を走らないでしょう。立命館大学が教員(教授)を使って「市民の足を守る連絡会」という団体にまで講演会をしたり、市会議員を動かして、京都市交通局などに立命館大学行きの路線バスを増やすようにロビー活動(私的な政治活動)しているのです。大学が権力を使って、路線バスの沿線となる市民の事は一切無視し、自分達にとって都合が良いように大学周辺の環境を変えるのです。一方的な権力行使です。決して民主主義的な方法ではありません。まるで中華思想、人民を無視した独裁的な中国共産党のようです。

 

ちなみに、立命館大学ある衣笠山周辺は、「歴史的風土特別保存地区 」です。なのに、ここ数年で図書館や体育館、孔子学院(表向きは国際平和ミュージアム、米国では中国公館として認定)などが増えているのです。これは京都市が許可しているからです。政府が景観を保護する法律をつくっても、何の役にも立っていないのです。京都市立命館大学には特別な関係があるのでしょう。なぜ、京都市議会で日本共産党が強いのか?これは、京都市バスの路線数を見れば、一目瞭然です。立命館大学の要望は、すべて受け入れられるのです。恐ろしいです。

www.mlit.go.jp

 

やはり、運賃値上げ案しか出てこない京都市交通局の市バス地下鉄事業 経営ビジョン検討委員会

 

敬老乗車証の利用負担「2年後から3倍」 行革で京都市方針|社会|地域のニュース|京都新聞

 

京都新聞の「敬老乗車証の利用負担「2年後から3倍」行革で京都市方針」という記事を読みましたが、やはり京都市交通局は素人の集団(公営企業=役所)である事がよくわかります。私鉄や民間バス会社のような専門性(エキスパート)がありません。役人が考え出す事は、いつも同じです。お金の計算だけで、根本的な事業の構造上の問題を自分達で調べて把握していないのです。だから、具体的な対策が出てこないのです。イノベーション(変革)が必要な時にチェンジができないのです。変われないのです。官僚制社会主義です。

 

「20年度決算で経営健全化団体への転落が確定した地下鉄は、10円でも値上げを行えば、24年度に同団体から脱却する。しかし10円、20円の値上げでは、その後、経営が立ちゆかなくなる。30円だと安定経営の水準を保てる」と記事にあります。また、「経営が深刻なのは市バスで、30円上げたとしても22年度に経営健全化団体に陥り、以後4年間は脱却できないとのシミュレーション結果となった」ということです。

 

つまり、地下鉄も市バスも運賃を30円値上げしても、経営が成り立たないということを言っています。このブログで一年以上前から京都市交通局の経営状態や運行状態などを分析してきましたが、その理由をすべて書いています。京都市交通局は、運賃値上げなどという表面的な簡単な手法ではなく、もっと根本的に事業をリストラしないと長続きしないことを把握するべきです。何事にも原因と結果があるのです。原因を無視するから、結果が何も変わらないのです。ちなみに、大阪市営バスは民営化して、赤字路線や採算性の低い路線をすべて廃止し、約960台保有していた車両数を民間バス会社並みの541台にまで半減させています。その結果、大阪市は借金返済と貯蓄ができるようになったのです

 

京都市交通局「安全報告書 運輸安全マネジメントに関する取組状況」を読んで感じたこと、 - 人生、あせらず楽しもう!

 

やはり、前回のブログで書いた通り、京都市交通局の市バス地下鉄事業 経営ビジョン検討委員会の出席者を見れば、わかります。専門家ではなく、利害関係者(長年、立命館大学の教授が委員長)の委員会です。自分達の都合が良いような案(市バスの増便)しか出ません。何の役にも立ちません。八方塞がりと言ったところでしょう。時間とお金の無駄です。彼らは、コロナ禍が収束すれば、観光客が日本(京都)に戻って来て、また元通りに売上がアップすると考えているのでしょう。まるで公家(貴族)のような考え方です。

 

世界の状況は、そんな簡単なものでありません。刻一刻と変化しています。コロナ禍が収束した後には、新たな環境が待っています。そして、日本という島国は、大地震による天災がいつどこで起きるかわからないのです。京都市は、そんな悠長な事をしている時間がありません。もっと、真剣に知恵を出さないと財政破綻が早まります。そして、一日も早く行動を起こさないと取り返しのつかない事になります。借金するのは簡単です。しかし、返済するのは大変な時間と労力が要ります。肝心な事は、借金しないことです。人も国も同じです。もちろん、京都市もです。

 

京都市交通局の令和二年度 京都市交通事業決算概要を見て思う事は、

昨年の京都市交通局の事業決算概要を見ると、地下鉄部門の有利子負債総額は約3400億円台のまま、しかも市バス部門はコロナ禍で旅客収入が60億円減少したため、売上補填するために企業債(国債と同じで借金)を65億円発行しています。なお、市バス部門の企業債は毎年発行しています。つまり、コロナに関係なく毎年借金しているのです。敬老乗車証の負担金を毎年45億円以上も売上に計上して、まだ借金しているのです。率直に申し上げて、市バスを完全民営化(株式会社)して、地下鉄を民間に売却した方が答えが早いと思います。いつまでも、何が何でも市民の足を守るぞと行政を続けていると、間違いなく借金が増え続け財政破綻します。

 

京都市交通局:令和2年度京都市交通事業決算概要について(2021年8月4日)

 

しかも、相変わらず、市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会の出席者は毎回同じで、全体の半分以上は大学教授、しかも立命館大学は二名(うち一名は長年にわたり委員長)です。利害関係者ばかりの委員会です。自分達の都合が良いような案(市バスの増便)しか出ません。さらに斜陽産業である百貨店や旅行会社のエライさんも委員会のメンバーになっているようですが、よくある役所の形式的な会議と同じで、何の役にも立ちません。なぜなら、権力者の言いなりの御用聞きだからです。時間とお金の無駄です。ちなみに、決算概要の資料にある「地域主体のMMと一体となった路線・ダイヤの拡充 52号系統の本格運行化(上京区仁和学区)」とありますが、実は立命館大学衣笠キャンパスと朱雀学舎(JR二条駅横)の交通アクセス向上(増便)です。仁和学区は今出川丸太町通が近く、市バスがたくさん走っています。それなのに、廃止した路線をわざわざ復活させてまで走らせているのです。明らかに立命館大学による政治バス路線です。

 

京都市交通局:第2回「京都市交通局市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」の開催について(2021年8月5日)

京都市交通局:第1回「京都市交通局市バス・地下鉄事業経営ビジョン検討委員会」の開催について(2021年6月7日) 

 

しかし、一体、市バス部門は、それだけの莫大な資金を何に使っているのでしょうか?おそらく、市バスの民間運行委託の支援金に使っているのです。京都市交通局は、2000年から始めた市バスの民間バス会社への運行委託契約、ただ単純に民間の路線バス会社に市バス車両を貸すだけではありません。その運転手の人件費も交通局が負担しているのです。そして、市バス車両全体の約820台の内、およそ半分が民間事業者6社に委託されています。相当な金額だと思います。決算概要の資料に書かれている「西日本JRバスと連携した取組の推進」とありますが、実は運行委託契約の事です。つまり、企業債(借金)を毎年発行して、そのお金で民間バス会社へ運行委託費(人件費)を払い、その分減らせた公務員待遇の高給運転手の人件費を削減しているのです。これは民間企業で言う、自転車操業というものです。倒産寸前の会社がしている経営状態です。借金を借金で返す方法です。そこまでして、京都市営バスというブランドを固持する必要があるのでしょうか。

 

恐ろしい会計手法は他にもあります。架空売上、循環取引など貸借対照表損益計算書を見ても分からない粉飾決算があります。おそらく、京都市交通局は不正会計をやっていると思います。もちろん、京都市もです。彼らの判断基準は、民間の常識とはかけ離れています。市民にはバレないように法律の目を搔い潜ってやっているのです。市民や政治家が知らない事を密かに実行します。

 

もう既に京都市は禁じ手(役人はそう思っていない)と呼ばれる方法、つまり公債償還基金を取り崩して、目的以外の借金返済のために貯めていたお金を使っているのです。財政破綻はもうすぐです。もし震災が京都で起きれば、一巻の終わりです。実は京都市は有名な断層に囲まれています。※この借金返済方法も、実はお上(政府)から言われた通りに実行しているだけなのです。

 

最後に、市バスの経常損益の状況を見ると、すぐわかる事があります。

 

令和元年

管理の受委託59億円
人件費83億円

令和二年

管理の受委託51億円
人件費89億円

 

この管理の受委託費が59億円から51億円に減り、役所の人件費が83億円から89億円に増えています。つまり、これは民間への市バス運行委託が減り、そのかわりに市バスの直営(運転手が公務員)が増えたのです。運行委託費が8億円減って人件費が6億円増えたという事は、差引き2億円が浮いたわけです。これは何を意味するのか。おそらく、公務員待遇の運転手(直営)の給与を下げた可能性があります。2億円は、仮に民間バス会社の運転手の年収が450万円だとすると、約45人分の年収です。公務員待遇の運転手の年収を750万円から450万円にすると、一人あたり300万円浮きます。人数に換算すると27人(年収750万円の場合)が45人(年収450万円の場合)、つまり18人(年収450万円の場合)多く採用できるわけです。運転手の仕事に年功序列はありません。老若男女、誰が運転しても結果は同じで、同一労働・同一賃金なのです。しかし、公務員の運転手は年齢によって給与が大幅に違います。令和二年度に交通局が市バス運転手を何人採用したのかは知りませんが、おそらくその辺りだと思います。交通局は、若者の人口減少を予測して運転手の囲い込み(エンクロージャー)をしているのです。

 

いずれにせよ、市バスの名板貸し(共同運営)が続くか限り、京都市の財政負担は増え続けるでしょう。京都市は手遅れにならないように、一刻も早く市バスを完全民営化(株式会社)するべきです。そして、地下鉄を民間に売却して、交通局を解散すれば、京都市財政破綻を免れます。いい加減、役人による統制された社会主義は終わりにしましょう。

 

京都市バスの急行102号系統の運行経路が公表されているルートと実際に運行しているルートが違うのです。2

京都市会議員の井坂氏が2020年3月4日の予算委員会京都市バスの「102号系統の一部路線変更」と「12号59号の経路変更」ついての京都市交通局との質疑応答内容を公開しています。そこに、気になる表現がありました。なお、102号系統はコロナ禍で休止中です。

 

2020年3月4日(水)ダイヤ改正に伴う問題噴出…予算委員会 « 日本共産党京都市会議員 井坂博文

 

京都市会議員 井坂氏:102号系統は、嵐電白梅町駅のリニューアルに合わせて新駅北側に隣接してバス停を設置して乗り入れる。その後、馬代通りを右折して等持院東町の新バス停に停車し、きぬかけの路から(蘆山寺通 経由)わら天神に出て西大路を北上して金閣寺に向かう新路線となる。(中略)2019年12月23日に京都市都市計画局、建設局、交通局と京福電鉄が合同して開いた住民説明会では、・・・。

京都市交通局 自動車部担当部長2019年12月に京福電車が説明会を行われた。ルート変更を予定していたので交通局も参加した。最終的なルートは定まっていなかったが、馬代通しかバスルートがない中でいろんな意見を頂戴した。

 

この京都市交通局の自動車部担当部長の回答が奇妙です。京福電鉄が説明会をしたから、ルート変更の案が浮かび上がってきたような表現をしています。しかし、この一年前の設計段階から既に京都市バスの停留所を作る事が決まっていたのです。京福電鉄のサイトを見ると、2019年11月8日の京福電鉄の資料があります。そこに嵐電北野白梅町駅リニューアル事業計画 平面図もパース図もあります。一年以上も前からわかっているのに、まだ最終的なルートを決めていないなど考えられない回答です。役人独特のトボケタ慇懃無礼な返答です。

 

~駅とバス停を一体化し、交通ネットワークを強化~
2020年3 月、嵐電北野白梅町駅」をリニューアルします

https://www.keifuku.co.jp/upImage/newsRelease/1573177802_051995400.pdf

 

つまり、京都市交通局は、2019年11月8日よりもっと以前から京福電鉄と一緒になって市バスの停留所を作る計画を立てていたのです。最初から結論ありきの京都市交通局の一方的な判断だったのです。京福電鉄が説明会をしたのではなく、嵐電北野白梅町駅リニューアル事業計画をどこからか知った時から、交通局はアドバイスをして参加していたのです。ちなみに、102号系統は京都バスに運行委託されているようです。京都バスは京福電鉄の子会社、つまり京阪グループ会社です。最初から交通局は市バス102号系統を京都バスに名板貸し(運行委託)していたのです。交通局は、京都バスの運行受託契約の撤回を恐れ、京都バスつまり京福電鉄の言い分(新バス停設置によるルート変更)を受け入れた事例のひとつなのです。これが真実です。59号系統(西日本JRバス運行受託)の「蘆山寺通」への経路変更の場合と同じです。以前のブログで書いています。

 

もともと「洛バス」とは、京都市バスの観光路線として、2005年1月19日から運行開始された路線です。しかし、廃止された急行104号系統のように全く観光地を経由しないものもあったようです。102号系統が、なぜ「馬代通」を通行する必要があるのか、これが実はポイントなのです。このブログで何度も書いています。立命館大学への交通アクセス向上なのです。そこには、京都市交通局だけでなく、京福電鉄も絡んでいるのです。嵐電 北野白梅町駅リニューアルに合わせて、2020年3月20日嵐電 等持院駅の駅名を「等持院立命館大学衣笠キャンパス前」に改称しています。この駅から立命館大学まで徒歩で7分近くかかると思います。それでも、立命館大学 衣笠キャンパス前なのです。変です。

 

ここ二年以上で、どれだけ「蘆山寺通」を通行する市バスや西日本JRバスの号系統が増えたことでしょう。立命館大学は、政治的な権力を使い恐ろしいことをします。中国共産党と同じような事を日本である京都でしているのです。また、そのイイナリになる路線バス会社や役所、議員も恐ろしい、贈収賄でもあるのでしょうか。人間は利益と権力に弱いのです。見返りがなければ、人は動きません。見返りがあるから、人は動くのです。特に政治家や役人はタダでは動きません。政治献金や組織票、そして天下り(再就職)先が目当てなのです。

 

なぜ、金閣寺の前の道路「木辻通」には、やたらと歩道に柵があるのでしょうか?

グーグルマップのストリートビュー金閣寺前の道路である「木辻通」を見ていると、やたらと歩道に柵がされています。なぜでしょうか? 金閣小学校に通う小学生を守るためでしょうか、それとも観光客が道路に出ないようにするためでしょうか? 一方、「蘆山寺通」にはひとつもありません。なぜでしょうか?

 

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廃止された衣笠総門町バス停付近

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廃止された金閣寺前バス停付近 ※道路がタイヤで削られて窪んだままです。

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金閣寺入口付近

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この歩道の柵は、昔はこんなにたくさんありませんでした。いつのまにか増えていき、「木辻通」の歩道の七割ぐらいが柵をされています。これは、何かの権力が働いていると思います。誰かが京都市を言い聞かせたのです。金閣寺から仁和寺につづく観光道路「きぬかけの路」を石畳にしていたのは、京都市建設局です。これらの写真を見て、もうひとつ気づく事があります。それはゴミ箱がひとつもない事です。観光客はゴミの捨て場がないので、道路にゴミを捨てます。掃除しているのは住民です。

 

話を元に戻し、歩道の柵は歩行者が道路に飛び出すのを防止するためだと思います。しかし、なぜ?「木辻通」にだけにあんなにたくさんの柵があるのか不思議です。「きぬかけの路」を仁和寺まで見ていると、仁和寺の周辺にも歩道の柵があります。京都市は、何かの基準を設けているのでしょうか。実は、京都市の都市計画局、建設局、交通局というのは、同じ役所なのでつながっています。国の省庁はタテ割りですが、自治体は人事交流があるので、ヨコの繋がり(人脈)が緊密です。つまり、どこかの局で出た要望は必ず別の局で受け入れられるのです。京福電鉄嵐電 北野白梅町駅のリニューアルの際、役所も含めた事前の住民説明会があった事を京都市会議員の井坂氏がサイトに書いています。住民説明会と言っても、最初から結論ありきで修正変更はされません。一方的に役所が決め込んでいます。とても民主主義社会とは思えません。専制政治社会主義です。

2020年3月4日(水)ダイヤ改正に伴う問題噴出…予算委員会 « 日本共産党京都市会議員 井坂博文

  

おそらく、京都市バスが「木辻通」を走っている時期に交通局から建設局などに歩道の柵を作るように働きかけていたのでしょう。そこに議員が絡んでいるかどうかまではわかりません。「木辻通」に異常に柵が多いのは、京都市交通局からの要望でしょう。もっと考えれば、なぜ「きぬかけの路」を建設局が石畳にしたのか、これも交通局とつながっているわけです。観光客の市バス乗り降りによる混雑で定時運行ができないから「きぬかけの路」を石畳にして観光客を歩かせようとしていたのです。結局、京都市交通局は市バス自体を「木辻通」から撤退させました。残ったのは石畳歩道と柵だけです。これによって市バスが経路変更された「蘆山寺通」は朝から晩まで市バスの轟音、排気ガス、傷んだ道路による家屋への振動で沿線住民は夜も朝も昼も寝られません。こんな事を平気で京都市はします。憲法十三条(すべて国民は個人として尊重される)に違反しています。※もしかすると権威を持つ金閣寺の高僧侶の仕業かもしれません。こちらの可能性の方が高いです。

 

役所とは、役人にとって都合が良い事(出世と天下り)が優先され、都合が悪い事や見返りがない事(手柄にならない評価)は無視されます。京都市交通局は、市バスがよく走る道路が傷んでいても、建設局には一切連絡しません。しかし、市バスが通る道路が通学路で生徒が大勢歩いていたり、観光客がたくさん歩く歩道であれば、安全対策として建設局に言ってすぐに柵を作らせます。安全運転を阻害する事や交通事故に直接つながるような事には一生懸命になりますが、それ以外の事には無頓着です。「木辻通」の写真を見ると、その実態がよくわかります。そして「蘆山寺通」の路面を見れば一目瞭然です。路線バスの過剰運行による傷みがあっても、今まで何もしたことがない京都市です。京都マラソンや観光客が歩く道路「きぬかけの路」は何度も毎年補修しても、山盛り路線バスが集中して通る道路「蘆山寺通」は放置したままなのです。なぜなら、役人の出世や天下り、評価される手柄にはならないからです。出世が絡む人事評価されない仕事は役人はしないのです。市民のためになっでも評価されない仕事はしないのです。他国では考えられない公務員です。

 

京都市バスの運行委託契約、交通事故が起きた場合、責任の所在は?

京都市交通局が民間バス会社に運行委託していますが、万一交通死亡事故が起きた場合には、その責任はどこが取るのでしょうか?一見、京都市バス京都市交通局に採用されている運転手が市バスを運転しているように見えますが、実際には運行委託されている民間バス会社の運転手なのです。例えば、西日本JRバスや京阪バス、京都バス、近鉄バスなどです。もしも交通事故が起きた場合は、京都市交通局が当事者になるのでしょうか、それとも民間バス会社が当事者になるのでしょうか?

朝日新聞市バス運転手のマイクによる暴言記事に「運転手は、市が運行を委託している西日本ジェイアールバスの社員」と書いています。これは、ある意味で京都市交通局がその責任の所在を明らかにしているようなものです。交通事故が起きた場合にも、京都市交通局は市バス車両は民間バス会社にレンタルしているだけなので、運行委託している民間バス会社の責任だと主張する可能性があります。京都市交通局は、民間バス会社にバス車両と路線をレンタルし、市バス運転手は派遣社員なんですと言いそうです。でも、運賃売上は京都市交通局のものでしょ、賠償責任はあります。

 

金閣寺前を通る京都市バスを廃止した本当の理由は?これかもしれない。 - 人生、あせらず楽しもう!

  

これに、よく似た事が2008年に起きています。それは、デジカメやプリンターで有名な精密機械メーカーのキャノンの「派遣切り問題」です。派遣社員が雇用主である派遣会社や請負会社ではなく、雇用関係に無いキヤノンに派遣切りの異議申し立てをしました。その時にキャノンの当時の社長である御手洗氏が「我々は派遣会社と契約しているので、派遣社員の解雇については知らない」と答えたのです。しかし、実際は派遣会社に請負契約の終了などはキャノンが指示しています。キャノンが派遣切りをしたと言っても過言ではありません。これ以外にも、キヤノンには偽装請負問題がありました。キヤノンは請負会社の社員には直接指示命令はできませんが、実際はキヤノンの社員が請負会社の社員に直接指示をして、実質派遣契約となる偽装請負をしていました。仕事を依頼する会社の社員に直接指示指導するには、派遣契約を結ばなければならないのです

 

京都市バスの運行委託契約は、このキャノンの請負契約と同じようなものなのでしょうか?「運行」を委託するという事は、時刻表も委託会社に任せるという事でしょうか。しかし、実際には京都市交通局が時刻表を管理し張り替えています。ということは、市バスを運転するだけの契約なのでしょうか、であればバス運転手の人材派遣です。民間バス会社は人材派遣業の認可が必要です。この部分が不透明です。京都市交通局は、民間バス会社の運転手に直接業務指導をしているということはないのでしょうか、派遣と請負の違いが明確になっているかどうか疑わしいです。そして、交通事故が起きた場合の損害賠償責任は、運転手が所属する民間バス会社がすべて責任を負うという事になるのでしょうか?

 

ひとつ問題なのは、請負契約(民法632条)なのか、委任契約(民法643条)なのかという事です。市バスの運行委託契約の「委託契約」というものは、民法の条文にはありません。もし運行委託契約が委任契約というものであれば、請負契約と異なり受託者には責任が発生しません。委託者からの業務を遂行したけれど、行為の遂行によって生じた成果物の質や結果には責任を持たなくてよいということです。つまり、受託した民間バス会社の運転手が交通事故を起こしても、民間バス会社としては賠償責任には負わなくてよいということになります。第三者への賠償責任があるのは、市バス車両をレンタルして運賃売上を取っているバス会社、つまり京都市交通局にあるのです。運行委託契約先の路線バス会社の運転手が起こした事故には京都市交通局が法人として損害賠償請求に応じなければならないということです。そして、市バスの運転手が派遣ではなく業務の請負ならば、京都市交通局は直接に民間バス会社の運転手に業務の指示指導はできません。もし運行委託先の運転手に業務の指示指導を京都市交通局が直接しているのであれば、それは偽装請負になるのです。

 

路線バスの管理の受委託について、

・委託する事業者は運賃やダイヤの設定、車両導入や保有、停留所の設置など、経営上の責任を負う。※要するに、運行上のすべての責任を負うという事です。つまり賠償責任を負わなければならないのです。

・受託する事業者は日々の運転業務・整備管理業務・運行管理業務などを行う※運賃やダイヤを決めることはできない。賠償責任も問われない。もちろん、運行(運転)の仕方も指導できない。だから、京都市バスを運転する西日本JRバスの運転手は「ピンポン!」と注意喚起音(騒音)を鳴らします。しかし、騒音や苦情の責任は京都市交通局が負う事になります。

 

京都市バスの新ダイヤのお知らせを見て、驚きました。1 - 人生、あせらず楽しもう!

 

おそらく、一部では業務の指示指導をしていると思います。なぜなら「快速立命館」と「立命館ライナー」の本数を決めるのに両者が話し合っているからです。西日本JRバスの「立命館ライナー」をなくして「快速立命館」に統一し、そのダイヤ(時刻表)を変更して決めたのは京都市交通局です。全く同じ路線を市バス車両にするのかJRバス車両にするのかの違いで、両方の運転手は西日本JRバスの運転手です。その割合も京都市交通局が決めているのです。朝晩の「蘆山寺通」がどれくらい渋滞しているのかを知っているのは、西日本JRバスの運転手だけです。路線バスの位置情報システムだけではわからないのです。その情報を委託先の京都市交通局に報告したり、逆に京都市交通局が受託先の西日本JRバスに聞いている事は明らかです。これは、共同運行を隠れ蓑にした一種の「偽装請負」だと思います。

 

道路運送法第35条

1.一般旅客自動車運送事業の管理の委託及び受託については、国土交通大臣の許可を受けなければならない。
2.国土交通大臣は、前項の許可をしようとするときは、受託者が当該事業を管理するのに適している者であるかどうかを審査して、これをしなければならない。※入札価格だけではなく、京都市交通局の言う事に逆らう事業者は選ばれないという事です。

 

よく考えると市バスの運行委託契約というのは、本来の路線バス会社の姿ではありません。京都市バスという名板貸行為(商法23条)だと思います。商法23条には「自己の氏、氏名又は商号を使用して営業を為すことを他人に許諾したる者は自己を営業主なりと誤認して取引を為したる者に対し其の取引に因りて生じたる債務に付其の他人と連帯して弁済の責に任ず」とあります。つまり、京都市交通局も運行委託している市バス車両で民間バス会社の運転手が交通事故を起こした場合、第三者への賠償責任を免れないという事です。そして、民間バス会社は賠償責任は問われないのです。なぜなら、業務を委託されているだけで、その結果責任を持たない委任契約(民法643条)だからです。それが西日本JRバスの運転手の態度に出るわけです。

 

非正規労働問題が世間でこれだけ騒がれている現在において、京都市交通局がしていることは時代に逆行するようなことをしているのです。だから、京都市が財政難になるのです。このブログで京都市バスの細々した事を書いていますが、その中には京都市自体の弱点(盲点)が隠れているのです。役所による国民への無礼な対応には、実は日本の欠点があるのです。おとなしい日本人が黙っている社会は民主主義社会ではありません。それは息苦しい社会主義国家です。もうそろそろ、日本国民ひとり一人がそれに気付いても遅くはありません。日本の労働環境は奴隷以下です。日本の貴族である政治家は、長距離トラック運転手の労働状況を是非見てください。貴族である前に一国民として知るべき現実です。皆さん、日本は「人身取引大国」であることをご存じですか?オーストラリアの人権擁護団体は「日本には現代の奴隷が8万人存在する」と2013年に調査報告を発表しています。アメリ国務省の報告書にも「日本は人身取引根絶のための最低基準を満たさない国」と批判しています。政府によって報道規制されたメディアでは良い事しか言いません。